妻のトリセツ(黒川伊保子)

「妻が怖いという夫が増えている」から始まる本書は、まるでハンサムで上品な中年紳士のために書かれたような一冊です。と、いうよりはムシロ、ハンサムで上品な中年紳士をこっそり観察して書いたのではないかと疑りたくなるほど、思い当たる節だらけの本であります。 あまり「この本は俺のことを書いた!」なんて騒ぐと、一種のビョーキと思われてしまうので冗談はほどほどにしておきます。しかし、本書に関して身に覚えがあ…

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