嫌なヤツであっても実はいい人という一面もあると解決すべきだ

児童文学であっても、嫌なヤツを登場させてもいい。むしろ、そのほうがリアリティがある。 幼年童話でもないかぎり、だいたいの物語には敵役とか憎まれ役がいるものです。 ただし忘れてはならないのが、敵役にも色々と事情があるとか、憎まれ役で憎らしい態度をとっていても、実はそれほど悪いヤツじゃないと、解決しておいたほうがいいです。いや、解決すべきです。 「解決」っていうと、コード進行(ドミナン…

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為末大氏のつぶやきに大いに共感した日

ツイッタで元陸上選手の為末大氏が非常に興味深い発言をなさっていました。 noteの記事も必読でしょう。 スポーツや体育(このふたつはいっしょだという意見もあるが、為末氏は別物と定義している)のあり方、指導者のあり方などについて非常に突っ込んだ考え方をしています。 この世はスポーツが好きな人ばかりでできているのではなく、スポーツが嫌いな人やスポーツを憎んでいる人もいる。どうしてスポー…

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魂の退社(稲垣えみ子)

著者の稲垣えみ子は、アフロヘアの朝日新聞記者として異色の存在だとは知っていました。ただ知っているのは、アフロヘアで異色、ということだけ。元々、新聞記者の書いた本というものは好きではないので、特に関心もなかった。新聞記者の書いた本は、どうも押し付けがましくて好きになれなかった。 今回、稲垣氏の本を読んだのは書店に「老後とピアノ」という本が並んでおり、チラと読んでみたら思いの外面白そうな文章を…

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子どもは笑われると傷つくのである

漫画家の唐沢なをきさんが、子どもの質問には真摯に答えるとツイッタ書いてました。 ご自身が子どものころ、子どもらしい無知をさらけ出してしまい、それを「親戚一同の前で蒸し返され」たのがとても嫌だったから、とのこと。 そうなんですよね。大人には、子どもの無知が可愛らしく感じられる。笑うのは嘲笑ではなく、むしろ好もしい意味なんだよ、大人は思っている。 だけど、当の子どもには、それらはただひ…

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どんくさい

「どんくさい」という言い方は、もともとは京都弁だそうです。関西では割と一般的な言い方だそうですが、ぼくが初めて耳にしたのは高校生になってから。下宿の先輩に、「お前はどんくさいな」と言われたのが最初です。 どんくさい、とは「動作や頭の回転がにぶい」とか「要領が悪い」という意味ですね。初めての下宿生活に戸惑うことが多かったぼくは、一年先輩の彼から見たら「どんくさく」見えたのでしょう。まあ、無理…

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