大きな活字で読む漱石の猫

夏目漱石の「吾輩は猫である」を読んでいます。恥ずかしながら、ちゃんと読むのは初めてです。 文庫版は持っていたのですが、何しろ字が細かい上に文章量が多くて、しかも今どきの文章に比べると改行が少ない文体に、なかなか慣れることができませんでした。 しかし先日、小林信彦の「うらなり」を再読したら「創作ノート」と題した章で「猫」に触れており、読みたいという気持ちが俄然湧いてきたのです。 しか…

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