ゆうれい色の日常(柿沼こうた)

ツイッタで、作者(かき@kakinuma31)のマンガを読んだのがきっかけで買った本です。 作者が描いた漫画を出版社に持ち込んだ体験は、なかなか厳しいもので、かなり苦労されたのだろうな、と思われます。 それを乗り越えて出たのが、「ゆうれい色の日常」という本なんです。 「幽霊」ではなく「ゆうれい」と表記するだけあって、ちっとも怖くなくて、ほんわかとやさしい気持ちになれる短編マ…

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近ごろの中学生はスバラシイというお話です

2023年1月16日、小樽は今年に入って二度目の大雪でした。 その日、在宅勤務を終えて雪かきをしていると、女子中学生らしいふたりが通りかかったのです。 騒々しい二人で、雀の子がピーチクパーチクというよりは、猿がギャースカキャーキャーと騒いでいるようでしたよ。しかも、おしゃべりしたり笑うだけでは足りないのか、滑って転んで大騒ぎ。これは比喩や大袈裟な表現ではありません。ひとりが派手に…

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中学生は呑気でいいね、なんて考える大人になってはイケナイ

昨日(2023年1月16日)の小樽は、今年に入って二度目の大雪に見舞われました。在宅勤務を終えて雪かきをしていると、女子中学生らしいふたりが、にぎやかにおしゃべりしたり笑ったり、滑ったり転んだりしながら歩いてきました。この「滑ったり転んだり」は比喩ではなく、ひとりが派手に滑って転んで、それがおかしいと大笑いしていたのですな。 無邪気なふたりを見て、中学生は呑気でいいなあ、と思いまし…

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福島正実記念SF童話賞応募作#1

福島正実記念SF童話賞に応募するにあたり今年は、少なくとも3作は書いて、そこから(自分なりに)厳選する、という(自分としては)厳しい方針を立てています。 昨年からいくつか書きはじめて、3つめのネタでようやく最後まで書き終えることができました。最初の原稿では400字詰原稿用紙86枚相当だったのを、3日ほどかけて60枚に縮めたですよ。 こうしてみると、余計なことを書いているんだな…

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私を構成する5つのマンガ・補遺

「私を構成する5つのマンガ」を選ぶにあたって、最初に思い浮かんだのは、赤塚不二夫の「おそ松くん」です。全部で31巻におよぶ全集は、子どものころから何度も何度も繰り返して読んで、血肉なっていたと言っても過言ではありません。 藤子不二雄の「オバケのQ太郎」は、虫コミの全12巻こそ持っていませんでしたが、小学館ブック(惜しいことにすでにヤフオクで売ってしまった!)などでたくさんのエピソードを読み…

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光るマウスが未来をかえる(森川成美)

最新科学の知見を小学生にもわかるように説明した「おはなしサイエンス」シリーズ。この本は「遺伝子工学」を取り上げています。決して「パソコンで使うマウスが光っていればカッコいいし、作業のモチベーションもあがる」なんてハナシではありません。そのパソコン用マウスが光っても、それほど使いやすくはならないでしょう。せいぜい、なくしたときに見つけやすいくらいか? 冗談はさておき、主人公の少年は「…

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