ポーン・ロボット(森川成美)

この物語は容赦のないSFでした。 帯に書かれたあらすじには、「主人公の級友の一家がある日こつ然姿を消し、主人公の家族もまた消えてしまった」としてあります。 物語の最後には、主人公の家族はもちろん、級友の一家も戻ってくるのかと思っていたんですよ。どこかに幽閉されているとかの展開だと予想していたんですよ。 ところが消えた人たちは、文字通り消されてしまっていたんですね。しかも消し…

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