ゆゆのつづき(高楼方子)

帯には「大人の女性たちに読んでほしい。長年子どもたちに楽しい本を書いてきた高楼さんならではの、美しも切ない物語」と書かれていますが、まさにその通り。大人の男性(しかも二枚目の紳士)が読んでも楽しめる本です。 50代も終わりに近づいた由々(ゆゆ)が、夏の日の朝の空気やピアノのソナチネをきっかけに、11歳の夏休みのある日のことを思い出します。お気に入りの黄色いワンピースを着てでかけたの…

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