カエル殺し石地獄

小学校2年生の春、父の転勤で北海道の地方都市から田舎町に引っ越しました。 まだ友だちもできないころ、家の近くをうろうろしていたら、古い農業用水池のまわりに子どもが数人集まっていました。ほとんどは、ぼくよりも大きい子でしたが、ぼくと同じか小さい子もいました。 彼らがなにをしていたかというと、長い棒で池の水をかきまわしていたのです。撹拌された水のそこから、泥と沈んでいた枯れ葉がもくも…

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