An Evening with パット・メセニー with ラリー・グレナディアJAPAN TOUR 2012
その札幌公演の様子を聞いてみたくて、ワインバーSOLIを尋ねてみました。
カウンター席に座って、ハンサムで上品な中年紳士は赤ワインをグラスで注文。
ややあってからマスターが、「どうしてこの店を?」という意味のご質問をされました。
別に「何しに来たんだ?」というイジワルではありません。
昨日書いたように、目立たない造りですから、一見の客がフラリと立ち寄るようなお店ではないのです。
頽齢の貴公子が厳かに
「パット・メセニーが」とだけいうと、すべてが通じました。
「あ、コメントを下さった方ですか?」とマスターがヨロコビが幾分交じった驚きの表情をしました。
「下品なハンドルネームでコメントしてごめんなさい!」まずはお詫びするよりありません。
パット・メセニー札幌公演に関して言えば、
ソロギターから始まりベースとのデュオ、そしてステージ後方に暗幕で隠さされていた小型オーケストリオンを使って2時間弱。たっぷりと堪能できたそうです。
おそらくはピカソギターであろう、複数のネックを持ったトンデモナイギターを弾く様子を身振りで再現しながら熱く語ってくださいました。
詳しくはマスターのブログ・パット・メセニーをお読み下さい。
さてはや(軽業だね)
お店はといいますと。
カウンター席4つ、テーブル席が3つ(4人掛け×2・6人掛け×1)というこぢんまりとした雰囲気。
テーブル席があるのはかつての金庫室をそのまま利用した、ちょっと密室めいたムードがよい感じでした。
禁酒法時代のアメリカのギャング映画の絵のような、といえば通じるかしんらん?
メニューはワインとチーズなどが中心。
このチーズがとろりとしたもので、ピクルスやパンにとても合っていました。
マスターが一人で切り盛りする店です。
前述したように目立たず、酔客がフラリと入ってくることもあまりなさそう。
静かでとても寛げるお店です。
いわゆる「隠れ家」的なお店っていうのかしらん?
こういうお店を知ると、「なんだかオトナになった気分」です。
まあ今年で50歳になる頽齢の貴公子が「オトナになった気分」もヘッタクレもありませんが。
およそ、知人らとの女子会(久闊を叙し会)を別にすれば、外で酒を飲む習慣がありません。
ですから、ワインバーなんてところに一人で入るのは、冒険以外の何ものでもありません。
40分ほど滞在して無事に帰宅したのは、小惑星探査機はやぶさの帰還にも匹敵する冒険であります。
最後に燃え尽きないところが「はやぶさ」と異なる点です。
その代わりにパット・メセニーに萌えながら帰途についたのです。
ともあれ、また機会があったら行きたいワインバーSOLIでした。
(誰か誘ってください)
SOLI-ソリ-
〒060-0001
札幌市中央区北1条西5丁目2興銀ビル B1F
TEL 011-211-1848
営業時間 18:00~23:30L.O.
定休日 日曜日/祝日
URL. http://www.solisapporo.com/
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この記事へのコメント
あさぎ
お○ら出ちゃっ太の大冒険というわけですな。
小心のようで意外と大胆だったりしますからね。
あなたは!!
で、40分で赤のグラスワインを1杯とパンに
チーズとピクルスを食べたというわけですね。ウンウン
ビルの地下にある看板もないようなドアを...
開けたわけですね。ウンウン
そして店主とパットメセニーの談義で花を
咲かせたということですね。
いいじゃないですか。
良かったじゃないですか。
いい話しが聞けたじゃないですか。
でも今度は、生パットを見に行かないと
ダメですよー、ソリーの店主とさ。
SOLIには、With Beefということで、私は
パスです。だって、パットの興味がゼロ
なんですもの。
おなら出ちゃっ太
貴君はワイン、好きでしょ?書斎にもおいてあるくらいなんだし。