椎名誠率いる「あやしい探検隊」が北海道を旅するエッセイ。
行く先々で食料を恵んでもらう「物乞い」道中の予定だったのに、人脈の広さと出版社の取材という名目のために、各地で豊富な高級食材をプレゼントされます。
おまけに宿泊地の知人らが豪華な野外パーティーを催してくれるので、物乞いどころか飽食の旅となった一部始終です。
例によってラーメンについての描写とか食材のリストは読み飛ばして読破しました。
自らの飽食ぶりを悔悟しつつ書き下ろしのエッセイを締めくくっていますが、シーナ隊長自身、高齢化もあって昔のような無茶はできなくなったのでしょうか。そういえば今回は「実行隊長」は後進に任せていますし。
トコロデ。
シーナさんがいうには、「北海道には不動産屋がいない」ので余市に家を建てる時も地主と直接交渉したそうです。
道民としては、
「いるよ、不動産屋くらい」と言いたいところですが、住宅地ならともかく山や原野を扱う業者はいないのかもしれません。
それと、北海道の中では唯一嫌いなのが小樽だということで、市民としては少々淋しいところです。
理由としては「観光地化でざわついている」ことと「寿司屋が威張っている」ことだそうです。
観光地は仕方ないとして、寿司屋がそんなに権勢を振るっているとは知りませんでした。
東海林さだお氏も小樽の寿司屋の横暴について書いてますが、どこの寿司屋なのでしょうか?
この記事へのトラックバック
この記事へのコメント
海
シーナさんの本は、大学生の時に
かなり読みましたね。
探検隊に憧れて、似たような事を
する人は、数多くいたと思います(笑)
ちなみに私たち夫婦は小樽が大好きでした。
観光地といっても広いから、それほど
気にはなりませんでしたね。
お寿司はどうなんですかね?(笑)
ただ、私の先輩社員が2年間住んだ札幌から
千葉県に異動した時の事ですが、
小学生の息子を回転寿司に連れてったら
大好きなマグロなのに全然食べない。
息子いわく、「不味いからいらない」との事。
北海道で舌が肥えてしまって困った
そうです(笑)
おなら出ちゃっ太
コメントありがとうございます。
小学生から舌が肥えるというのは、幸か不幸か…。
個人的には不幸だと思いますね~。子どものクセに何言ってんだ、って周囲には思われて損をしそうですから。