毎年、東大に何人も合格する開成高校。
その開成高校にも野球部があって、甲子園を目指す夏の大会にも参加しているということは、驚くような気もすれば、当たり前だという気もするし。
ノンフィクションライターの高橋秀実が、その野球部を取材しているのですが、この人の文章はもともと理屈っぽい。しかもそれ以上に、取材される生徒や監督の先生が理屈っぽい。野球の練習や上達方法についてハナシを聴いているはずなのに、どうも人生論や生き方論、あるいは物理学の勉強のようになってきます。
生徒たちには、頭のよすぎる人に見られがちな意思疎通が苦手、という様子も見られますが、思考を言語化する能力の高さはさすがと思います。
たいへん面白い読み物なのですが、試合経過をまとめて解説する部分は読むのが面倒でとばしました。言語化能力以前に読解力のない貴公子なのでした。
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この記事へのコメント
トベリン
終わりですね^^
おなら出ちゃっ太
コメントありがとうございます。
そうかなあ。
トベリン