弱くても勝てます(高橋秀実)

毎年、東大に何人も合格する開成高校。
その開成高校にも野球部があって、甲子園を目指す夏の大会にも参加しているということは、驚くような気もすれば、当たり前だという気もするし。

ノンフィクションライターの高橋秀実が、その野球部を取材しているのですが、この人の文章はもともと理屈っぽい。しかもそれ以上に、取材される生徒や監督の先生が理屈っぽい。野球の練習や上達方法についてハナシを聴いているはずなのに、どうも人生論や生き方論、あるいは物理学の勉強のようになってきます。

生徒たちには、頭のよすぎる人に見られがちな意思疎通が苦手、という様子も見られますが、思考を言語化する能力の高さはさすがと思います。

たいへん面白い読み物なのですが、試合経過をまとめて解説する部分は読むのが面倒でとばしました。言語化能力以前に読解力のない貴公子なのでした。


この記事へのコメント

  • トベリン

    貴兄に理屈っぽいと言われてしまっては、
    終わりですね^^
    2017年02月26日 07:04
  • おなら出ちゃっ太

    トベリン さん>>
    コメントありがとうございます。
    そうかなあ。
    2017年02月26日 17:49
  • トベリン

    そうです!
    2017年02月27日 18:52

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