昨年に続いて、小樽高島花火大会に行ってきました。今年(2018年)は第31回目とのことで、けっこう長く続いている行事なんだなと感心しました。
ただの花火大会ではなく、亡くなったかたへの供養としての花火です。故人に関係ない人間が大勢見物に来るワケですが、たくさんの人が一緒に楽しむことも供養になるのでしょう。
小さな漁港で開催される花火大会ですが、予告では4千発の花火が打ち上げられるということでした。
小樽の大きなお祭りである、おたる潮祭の花火大会ですら2日で3千発だそうです。高島花火大会の規模の大きさが分かります。
しかも当日のアナウンスで、「予告では4千発の花火とお知らせしていましたが」と流れました。
もしや予算が足りなくて少なくなったのかな? と思っていたら。
「1万発の花火に変更されました」と来ましたよ!
一万発はスゴイ!
数もすごいのですが、ここの花火は迫力があります。他とは一線を画すというか、懸絶しています。
何しろ会場が小さいの花火が近く、花が開いたと思ったら身体にドンと音が響きます。
比較的低い花火が多いのですが、中には高く上がるものもあります。高い空で拡がる花火を見ていると、頭の上で咲いているようです。じっと見ていると、花火に飲み込まれそうな感じもします。
会場では多くの観客がスマートフォンで花火を撮影していました。
ハンサムで上品な中年紳士も何枚かチャレンジしてみましたがうまくいきません。ちょっとタイミングがずれると花火ではなくて、夜空に火の粉が飛んでいるのしか写らないんだもの。
写真はあきらめて、この目で見ることに専念しておりました。そのほうが楽しめますし(負け惜しみ)。
「ナイアガラの滝」は長時間の花火なので、何とか写真に収めることができました。
漁港の入り口にある大きな岩を中心に据えた見事なナイアガラの滝でした。
時間にして一時間。花火と花火の間には、亡くなったかたのお名前を読み上げたり、個人の想い出を伝えるアナウンスがあるのですが、それを聞いてしんみりするのも高島花火大会ならではです。
「○○ちゃん初盆」と、明らかに子どもさんが亡くなっているのを聞くと、しんみりを越えて涙ぐみそうにもなります。
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