ハンサムで上品な中年紳士が入院し、心臓冠動脈バイパス手術を受け、無事に退院したのが90周年という記念すべき年であったことを踏まえ、市民公開講座で講演を依頼されました。

ということはまったくありません。
小樽市民病院に勤務する医師らの講演です。
「脳卒中から身を守るには? ―ならないために、なった時のために―」
「骨粗しょう症のキホン -みんなで考えようホネのこと―」
「第三のコレステロールが一番悪い? -知らないと怒られちゃうかも?-」
コレステロールの話が一番気になっていました。
ところが講師を務めた医師の話がやや散漫で、ちょっと期待はずれかな。
それでもためになる部分もありました。
これまでコレステロールには、動脈硬化を引き起こす悪玉(LDL)と、それを防ぐ善玉(HDL)があるとされてきました。しかし最近の研究では、それ以外にも「第三のコレステロール」が存在するらしい、ということが分かってきたそうです。しかもその第三のコレステロールもまた動脈硬化の原因であるらしい、です。
まだ研究が始まったばかりで詳しいことは分かっていないそうです。
そして第三のコレステロールも含めた「悪い」コレステロールを「non-HDLコレステロール」と呼びます。
その値を知る計算式は以下の通り。
non-HDLコレステロールの値=総コレステロールの値-善玉(HDL)コレステロールの値
この値が、170以上だと動脈硬化について「危険」の判定。150以上だと「やや危険」ということでした。
最後は「日本動脈硬化学会のサイトをご覧下さい」と締めくくってました。
さて、この結論をインターネット利用が苦手そうな高齢の聴衆はどう感じていたのでしょうか。
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