名古屋旅行5日目、最後の見物場所は徳川園と徳川美術館です。
徳川園はそれほど広い場所ではありません。もちろん名古屋城に比べて、という意味ですので、普通の分譲住宅なら名古屋中の人が移住できるほど建てられるでしょう。移住する人数に合わせて小さく設計すれば。
徳川園は、いわゆる日本庭園というもので、大きな池を中心に人工の川と紅葉などの樹々が植えられた疑似山道を散策するという趣向です。紅葉のころに来たらさぞかしきれいだろうなあと、そればかり考えていました。
川の上を横切るようにして紅葉の小枝が向こうからこちらに伸びているところなど、緑の葉ではなく燃えるような赤だったらどんなに綺麗だったことか。
まあ萌える青葉は青葉で美しくはあるのですが。
大きな池には多くの鯉が泳いでいました。かなり大きくてずんぐりとした体形は、潜水艦というか魚雷を思わせます。
鯉を見て綺麗と思うか、と問われると正直なところ「気持ち悪い、グロテスク」という気分が先立ちますね。だいたい連中の顔がよくない、気だるそうだが自分の欲得(鯉の場合はエサだが)には敏感で強欲な爺ィ、という風情だもの。魚類とも思えないほど肥満した胴体も見苦しい。大きすぎるんだね、腹が太くとも金魚だとあまり気にならないし。
徳川園の池で鯉に対して嫌悪感をもよおした後、美術館へ。
武家のコレクションらしく、武具や刀剣がメインのようです。美術館について学べる視聴覚コーナーがあったので、そこで美術館の成り立ちやコレクションについて予習しました。なかなか面白そうですが、見学時間があまり残っていませんでした。
体験イベントのコーナーで太刀を吊るし抜刀して構えてみる、というのが面白そうだったので夫婦で参加してみました。
その結果は御覧の通り。
ハンサムで上品な中年紳士は、妻の手で見事に打ち取られたのであります。
この争いの原因は、支留比亜珈琲店徳川本店で食べた小倉トーストの分け方に不公平があったからではないか、と後世の歴史家は考えるかもしれません。が、それは違います。
妻とか奥さんという人種は、配偶者、つまり夫とか旦那というものを打ち取るのに理由などいらないものなのです。あるいは理由なんていちいち上げることもできないくらい無尽蔵にあるものです。
このことが分からない男性は未婚者です。
既婚者でありながら上記のことが分からないようであれば、人生をぼーっとして生きていますね。次に打ち取られるのは貴方です。徳川美術館に近寄らないように。
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この記事へのコメント
T&B
ハンサムで上品な中年紳士ですか?
おなら出ちゃっ太
コメントありがとうございます。
どこからどこまでがおでこなのか、それがわからないのが紳士のたしなみです。