スマートフォンでの広告ブロック

昭和の名作「サザエさん」に、テレビのコマーシャルが始まるとトイレに立つ、というマンガがありました。
今どきはテレビ番組も録画で観ることが多いので、CMはスキップする、早送りするということが多いでしょう。テレビなどの媒体はCM収入により運営されていることはわかりますが、「観るだけ時間の無駄」という観はぬぐえません。

パソコンやスマートフォンに表示されるバナー広告なども、その必要性は理解できる。サイト運営会社は広告収入で成り立っており、そのことでユーザーは無料でサービスを利用できる。それはわかる。しかし物には程度というものがあります。

インターネット広告の基準はテレビや新聞に比べてずいぶん緩いらしく、かなりひどいものが多いですね。
消費者の注意を引き付けたいがためなのでしょうが、過度に刺激的だったり露出の多い写真や動画が多い。夜の繁華街で配っているチラシじゃないんだから!
そういうハズカシイバナー広告が、何の脈絡もなく表示されるのはかなり腹立たしいものです。

あるいは、かなりグロテスクな画像を表示するCMも少なくない。
疲れ果てて死体のような顔をした男女のイラストが使われていた栄養ドリンクのCMなどは、まったく逆効果だったんじゃないかい?

また中にはクリックしようとした瞬間に出てくるバナーもあって、意図しないサイトにジャンプを余儀なくされました。あれは時間とネットのトラフィックを無駄遣いするだけでなく、精神的なストレスも大きいものでした。

人には見られたくないし自分でも見たくないゲスな上に、操作のストレスになる広告をカットする方法はないものか、と思っていたら実はありました。

マネーポストweb・ネット広告へのストレス~広告ブロックに課金する消費者の心理という記事を読んで、同じストレスや不満を抱えている人がいることを知り、かつ広告ブロックという方法があることを知りました。

とりあえずスマートフォンには、Free Adblocker Browser を入れました。
これはかなり快適です。甘木アンケートサイトのクイズコーナーで試してみたら、今までさんざん悩まされていた鬱陶しい広告どもが一切表示されません! 広告をカットした分、動作も速くなったようです。

Firefox のアンドロイド版である Firefox Focus も試してみました。
こちらはイマイチ。アンケート回答を正常に終了できなかったりしたんですよ。
Cookie の設定がうまくできなかったのか、IDとパスワードの保存もできませんでした。毎回ログイン作業するのは面倒ですので、この点でも Free Adblocker Browser が勝っていました。

広告ブロックしたスマートフォンを使っていると、今まで嫌な思いをしたりイライラしたりしていたのが嘘のようです。しかし嘘ではなく実際にあったことです。
「精神的な損害を賠償しろ!」と言いたいところですが、
「広告も見ないでサービスにただ乗りしやがって太てぇ野郎だ、体格は貧相なクセに」と逆ねじを食わされるのが関の山だ。

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