さらにがらにもなくマラソンについて書く

さて、東京オリンピックのマラソンと競歩を札幌で開催する件ですが。

アメリカ人をはじめとした欧米の観戦予定客から、
「あんなに暑いところでマラソン観ていられるもんか!」
と苦情が出たから、じゃないかなと邪推しています。
そうでないとIOCが動かないんじゃないかなあ。

もちろん、
「暑いからオリンピック観に行かない人が多くなりそうだ」と、
広告代理店のキザなディレクターがねじ込んだ可能性もありますね。
邪推ですけど。

そもそも、東京都による暑さ対策も冗談みたいで信用できなかったのかもしれない。
「打ち水」だの、「ミスト」だの、果ては噴飯物の「菅笠」とか、実効性に首をかしげたくなる、というよりは首を傾げすぎて頸椎骨折しそうな妙なアイデアばかり出てくるんだから。
しかもどこか貧乏臭くて、百円ショップあたりでそろえて猛暑対策を乗り切ろうとしているんじゃないか、とすら感じましたもの。

そんな風だから、IOCが痺れを切らして、東京都をすっ飛ばして札幌へ変更と発表したのも無理はないかも。
オリンピック委員会のM爺さんじゃないけど、「そう言われちゃったものはしようがない」と既成事実に弱い国民だということも見抜かれているようですし。

見抜かれているといえば、東京都に変更を申し入れても埒が開かないという見通しもあったのでしょう。
「リンギ」だとか「ネマワシ」だとか言われたあげく、「時間がない」とか「すでに準備は始まっている」とか「今更になって変更するのはメンツにかかわる」とかできない理由を百でも八百でも並べてグズグズと引き延ばして、できる変更もできないように時間切れに持ち込まれるのが見えていたのでしょう。

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