軽減税率の風景その2

軽減税率が導入された2019年10月某日、コンビニエンスストアのレジでこんなやり取りを耳にしました。

「お客様、イートインでお弁当をお召し上がりになると、税率10%でお会計いたします」
と店員さんが説明していました。すると女性客が、ちょっと過敏とも思える反応を示したのです。
「わかってます、それでもここで食べたいんです、お弁当を家でひとりで食べたくないときもあるんです!」

涙声とはいいませんが、それに近い、切実に訴えるような口調でした。
個人的な事情をコンビニエンスストアのレジでそう真剣に訴えられても店員さんも困るだろうに。
そう言わずにはいられない、切羽詰まった事情があったのか、何か辛いことがあったのか。

そんなに辛いことがあったなら、コンビニエンスストアの弁当よりももっといいものを食べたほうがいいんじゃないか、とも思いましたが大きなお世話ですな。彼女にとっては、奮発したご馳走だったのかもしれないし。

後になって、彼女の口調が誰に似ていたかを思い出しました。
理化学研究所の記者会見で、「スタップ細胞はあります!」と訴えた小保方さんにそっくりだった。
本人ではないと思うけど。

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