クックパッドよりもNHKの今日の料理がより現代的だというワケ

クックパッド、というお料理サイトの名前を一度は聞いたことがあると思います。
このサイトのおかげで多くの料理本が絶版に追い込まれた、かどうかは知りません。
しかし新しい料理にチャレンジする、料理の作り方を覚えるためのツールが書籍からwebの情報に切り替わる、そのきっかけとして大きな働きをしたことに違いはないでしょう。

と、この世の春を謳歌していたクックパッドですが、ここにきてユーザーが減っているらしい。
「クックパッド離れ」に歯止めはかかるか
かつての愛好者たちの本音


ユーザーのクックパッド離れの原因はいろいろあるのでしょうが、有力なのが「料理の手順が文章で書いてあるから」
文章で書かないでどうやって説明するんだ、と思うのですが、今は「動画」という便利なものがあるのですね。

お料理番組のように、材料を揃えて、まな板の上で切るところから火にかけるところ、食器への盛り付けなどすべてを動画で見せてくれないと頭に入ってこないユーザーが多いのだとか。
まあ確かに、クックパッドのレシピは素人さんが書いたものですから、文意不明だったりわかりにくいものも少なくない。
しかし多くのユーザーは、端から文字で読もうとは思っていない、というのが現状みたいです。

そもそも文章で書いてある場合、「みじん切りにする」とか「落し蓋をして」という用語がわからないと理解ができない。動画なら見たままですからね。

そうやって考えてみると、NHKのお料理番組なんかは「動画で説明する」という点でインターネットにはるかに先行していたわけですな。長寿番組であるワケです。

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