動画はかいつまめないから嫌いだ

ちょっと前に、クックパッド離れの一因は手順が文字で書いてあるかららしいというようなことを書きました。
手順は文字で、つまり文章で書くのが当たり前だろう、と思う貴方は昭和の生まれ。ハンサムで上品な中年紳士と一緒ですね、二枚目かどうか、気品があるかどうかは別にして。

最近では何でも動画で説明してもらわないと、理解できない人が増えているのだとか。最新の公衆トイレでは、個室に大型液晶モニタがしつらえてあって、便器への腰かけ方、用の足し方、後始末の方法、おろしたズボンのあげかた、チャックの締め方まで動画で説明してくれる、というのは嘘のようなハナシというよりも真っ赤なウソです。

ハンサムで上品な中年紳士は動画の説明が大嫌いです。
なぜか。まどろっこしいから。
品格溢れる色男ではありますが、実はけっこうセッカチなところもある。なので動画でトロトロトロと、切符の買い方やら金魚の掬い方、拾った五百円玉の隠匿方法を説明されても困ります。

文章ならば、必要と思われるところを流し読みするなりかいつまむなりすることができます。
ところが動画はそうはいきません。再生時にスキップするといきなり全編終了してしまったりして始末に悪い。

もっとも説明文をざっと飛ばし読みしたあげく、肝心のところを見落として大きな失敗をしたりもするのですが。

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