途中で出会ったのはこんな風景。

小樽市内を流れる勝納川という、何の変哲もない川です。特に整備されているワケではなく、かと言って自然のままというワケでもない。中途半端に人の手が入ったまま、ほったらかしにされている感じですね。斜陽の町にふさわしい川の風情ですが、もう少し何とかならないものか。まあ、それなりに郷愁を誘うといえないこともありませんが。
こういうのはモノクロの写真でとるとそれなりに味わいがでるのかもしれません。
川を遡上するように歩いて、南小樽市場にたどり着き、そこで昼食をとりました。
何を食べようか迷うこともありません。中に飲食店は一件だけ、「わさび」というお寿司屋さんです。
前から気になっていたのですが、思い切って清水の舞台から飛び降りたつもりで、もしくは真冬の小樽運河に飛び込んだつもりで、あるいは入ったことがないお寿司屋さんに入るつもりで入店。
メニューを見ると、もっとも高いものでおまかせ握り寿司で3500円、もっとも安いものは1000円の握り寿司の上でした。店先には助六の折り詰め600円也もおいてありましたが、それは持ち帰り専用かな。
で、頼んだのが「わさび海鮮丼」2000円です。「海鮮丼」は1700円でした。
300円の違いは何かと店主に訪ねたら「トロが入っている」とのこと。
「トロって何ですか?」と聞きたかったのですが、聞いちゃ恥ずかしい気がしたので「わさび海鮮丼」に。
清水の舞台から飛び降りたつもりで、もしくは真冬の小樽運河に飛び込んだつもりで、あるいはお寿司屋さんで2000円の海鮮丼を注文するつもりで注文しました。

店主によると、最近は写真を撮る人が当たり前なので、写真映えするように盛りつけてます、とのこと。
なるほど、中央のお新香が蝶の形に刻まれているのもそのためでしょうか。
ちなみに写真を撮ったりして、いかにも観光客みたいだけど小樽市内から来てます、と店主に伝えると笑ってましたけど。何しろ市場ですから、買い物客は地元の人が大半なのかな。
それにしても贅沢な昼食でした。バチがあたって心筋梗塞を起こしそうな気がする。
この記事へのコメント
たけちゃん
おなら出ちゃっ太
コメントありがとうございます。
そういえば、そんな名前のラーメン屋さんが市場の前にありましたね、入ったことないけど。
南樽市場には、高校生のころよく通いました。
当時はコンビニエンスストアなんてものはなく、買い物はバス停前の食料品店か南樽市場で…
という昔話はやめましょう。