先日(2020-07-03)、「チコちゃんに叱られる」で教えてもらった、ポケットに手を入れるのは、不安だからという豆知識。
ポケットに手を入れるのは、人間が不安を感じた際にやってしまうセルフタッチの一種なのですが、「腕組み」もセルフタッチに含まれるのだとか。
腕組みといえば思い出されるのが、ラーメン屋の店主たちです。
黒いTシャツを着て、頭にタオルやバンダナを巻き、無精髭を伸ばした不潔感あふれるラーメン屋の店主たち。
彼らを宣伝の写真を見ると、けっこうな割合で腕組みをしています。
これまでは「何を威張っておるのか」と思っていましたが、あれは虚勢を張っている最中だったのね。
いずれ劣らぬ味自慢のラーメンなのでしょうが、「美味しくないって言われたらどうしよう?」、「こだわりのスープと言ってるんだけど、スーパーで買ってきたとバレたらまずかな?」、「他では真似できない独創的な味なんだが、真似される価値もないものだったらどうしよう?」、「このTシャツよりも、昨日買った新しいTシャツのほうが大胸筋がきれいに見えたかもな、今から着替えたいっていったらカメラマンに叱られるかな?」なんて心配を押し隠すための腕組みポーズと理解できました。
似た事例として、ナントカコンサルタントとかカントカクリエイターなんていう肩書で本を書いている男性諸氏。彼らもまた、著者近影で腕組みポーズをとりがちです。
自信満々なようでいて内心では、「大半はネットで集めた記事なんだけど、書き直してあるからダイジョウブだよなあ…」とか、「アマ◎ンの読者レビューは100人分も書いたから売れるよな!」とか「このネクタイよりも、彼女にプレゼントしてもらったネクタイをしたら彼女も喜ぶぞ、今から取り替えたいって言ったらカメラマンに嫌な顔されるかなあ?」なんて不安に打ち勝とうとして腕組みポーズをしているのだと思うことにします。
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