新美南吉童話賞応募作をなんとか書いたけど

昨年、賞をいただいた新美南吉童話賞。今年の応募作がなんとか書けました。ふたつみっつ書いてはボツにしたので、なかなか厳しい道程でした。まあ、厳しい道程だったからヨイ結果が出るとは限らないのはいつものことです。結果を気にしていたら、童話賞応募なんてやってられません。

応募作は当初、無生物を主人公にした一人称で書いていたのですが、どうにも無理があった。無理があるというよりは、力が足りない。主人公が無生物だと、読者に理解してもらうのにタイムラグがありすぎる。かと言って物語の冒頭で、「ぼくは○※だ」と無生物であることを宣言させるのも、どうか。

それで一人称視点をやめて、いわゆる神視点で書き直し。考えてみれば、昨年受賞した作品も、このタイプであったか!

さらに結末。きれいに落ちなくて宙ぶらりんでした。おそらく読者は「それで?」となってしまう。いや、もしかしたら「?」かもしれない。落ちは難しいな。

書き直した落ちが、面白いものかどうか。
まったく自信なし。


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