郵便局のお姉さんに「ちょっと待ってて下さい」と言われたら

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郵便局の窓口に行ったら、お菓子のお取り寄せチラシがおいてありました。最近は郵便局でも物販に力を入れてますからね。

買わないと思うけど、目の保養にチラシをもらって帰ろうとしたときです。
窓口のお姉さんが身を乗り出すようにしてチラシを指さして、
「わたし、このお菓子食べてみたんですけど、こっちのがお勧めです。こっちのは見た目は派手でインスタ映えしそうなんですが、味はこっちのおとなし目のほうが絶対に美味しいですよ!」と熱心に教えてくれました。

ハンサムで上品な還暦紳士が「ずいぶんと親切なことだなあ」と感心しつつボーッとしていると(感心していなくてもボーッとしているが)、お姉さんはさらに「ちょっと待っててください」と言い残して、乗り出し気味だった身を翻して、奥に引っ込んでいきました。

ここで、こう考えてもおかしくないですよね。
(もしかしたら、お菓子の残りがあって、それをくれるのかな?)

いや、普通はそんなこと考えないか。この食いしん坊の色男め! むしろ付け文でもされることを心配したらどうだ!?

さて、戻って来たお姉さんの手にあったのは、お菓子でもなければ付け文でもなく、ましてや死海文書でもなく北辰一刀流免許皆伝の目録でもありませんでした。お姉さんの担当印を押した、お菓子の購入申し込み書でありましたよ。


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