来年の手帳は、能率手帳(NOLTY)のエクリB6-5、それにプラチナダイアリー・プレステージB-420とを併用していくつもりでした。
迷っている時間、考えている時間がもったいないので両方買ってしまうというハンサムな還暦紳士にふさわしい振る舞いと言えるでしょう。
なに、両方買って両方使うつもりでいても、片方が脱落するかもしれません。それでもいいんです。それで使い続ける手帳が決まれば、何の問題もありませんから。
が、ここに来て伏兵が現れました。いや、伏兵というのは間違いか。
高橋手帳のフェルテS1(品番No.245)です。実はこの手帳、書店の手帳コーナーで最初に気にかかった子だったんですよ。それを何故かわすれていました!
ところが仕事用のメモテキストを眺めていたら、フェルテS1についての記載が出てきたんです。メモには「2022年版のデータだけどなかなかよさそう」と書かれていました。どうやら気に入っていたみたい。自分のことなのに「みたい」というのも無責任ではありますが。
気になって、書店の手帳コーナーまで行って実物を見てきました。そしてエクリB6-5ではなく、フェルテS1に決めました。
両者は、日曜始まりの月間ブロックカレンダと週間レフト式に組み合わせスタイルです。価格はどちらも税込み1,700円ちょっと。ただデザインがちょっと違います。
エクリB6-5は罫線がくっきりしていて、カレンダの休日網掛けも色が濃い。フェルテS1の罫線や休日網掛けは淡い色合いです。エクリB6-5は罫線や網掛けは見やすいかもしれないけど、使いやすさとしてはフェルテS1のほうがよさそうに思えました。罫線など枠組みやフォーマットばかりが目立っていても仕方がない。
フェルテS1の月間カレンダ(WEBから商品画像を拝借しました)
エクリB6-5の月間カレンダ(WEBから商品画像を拝借しました)
月間カレンダの左側の余白は、フェルテS1では罫線付きの余白ですが、エクリB6-5では罫線を引いた上に日付と曜日が入ってます。商品WEBによると、その日のやるべきことをメモしておけばヨイ、とのこと。月間カレンダに添えられたToDoリストというワケですね。
ぼくの使い方では、この余白はToDoリストではなく、その月に読んだ本のタイトルを書き留めるのに使っています。ですから日付も曜日も不要ですね。
この点でもフェルテS1の勝ち、ってことで。
強いて言うなら、カバーについてはエクリB6-5のネイビーカラーが好きかな。フェルテS1のカバーはグレーとありますが実際にはベージュ。女子っぽくて悪くはないのですが、汚れが目立ちそうでもある。表面のエンボス加工みたいな凹凸もエクリB6-5のカバーのほうが好みではあるですよ。
かと言ってまさか、両方買ってカバーを付け替えて使う、ということまではできかねます。
ともあれ来年の手帳は、高橋のフェルテS1と成美堂のプレステージB-420に内定です。
ここで潔く、「決定」としないのが貴公子の色男たる奥ゆかしさでしょう。
それにしても、こうやって手帳であれこれ悩むのは数年ぶりです。この時間が実に楽しいですね!
頽齢の身にとっては、頭の体操と精神へのよい刺激になっているように思えます。
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