平日でも日曜大工とはこれいかに

久々に木工工作をしました。納戸には細い本棚が二台置いてあり、その上に靴が入った紙製の箱をいくつか積み上げています。突っ張り棚も使っているのですが、靴箱同士を重ねているので、取りだすときも不便なので思い切って棚を作ることにしました。

設計図というほど大げさなものではありませんが、イメージ図を木工用CADのもでりんクラウドで作成しました。

tana00.jpg

今回、購入したファルカタ材は厚さ6mmx300mmx900mmが6枚、厚さ13mmx300mmx910mmが1枚。
それにノコギリを一丁。

これまでは、大きな切断箇所はホームセンターのカットサービスを利用していました。が、今回の作品は切断箇所が多いので、カット賃だけで千円以上になってしまいます。またカットサービスは電動ノコギリですので、5mmくらいロスが出る。ギリギリの寸法をとっている木材もあるので、切断箇所が多いと寸足らずになる恐れもあります。

いわゆる「日曜大工」、頃日ではDIYというのか、そうした作業でもっとも難しいのがノコギリで木材を真っ直ぐに切ることでしょう。あまり自信はなかったのですが、まあ柔らかいファルカタ材だから、なんとかなるべと北海道弁で考えてノコギリを買うことにしました。

案ずるより生むがなんとか、というダジャレの通り、思っていた以上に真っ直ぐに切ることができて安心しましたですよ。1時間ほどで必要なカットを終えました。そこで初日の行程は完了。

組み立ては9月甘木日の午後から。この日は午前中在宅勤務、午後から有給休暇でしたので、12時1分から作業を開始しました。平日でも日曜大工とはこれいかに。

途中、花論珈琲まで昼食にでかけたり、ヤマザキマリの話を聴いたり、あるいは晩ごはんを食べたりしながら、電動ドライバでネジ穴をあけたり、ネジ止めしたりひたすら組み立て工程を進めました。その甲斐あって、半日で組み立てを終えました。

それが、この写真です。

tana02.jpg

工作そのものは、わずか2日で完了したのですが、構想と設計に時間がかかりました。さらに時間がかかったのは、木材をいつ買いに行くか、ということ。さらに言えば、木材を買ってしまえば後には引けないので、工作をする覚悟、完成させる覚悟、そして完成させる自信を固めるのに時間がかかったといっても過言ではありません。

あたかも幕末、倒幕という事業が黒船来航以後十五年という月日で次第に熟成されていき、維新回天の戦いの火蓋が切られるや一気呵成にことが進んだのを見るかのように。なんていうのは大袈裟過ぎますし、史実と異なるでしょう。

何度目かの「竜馬がゆく」を読んでいる影響なのかな。


この記事へのコメント

  • しろまめさん、どうもです。
    立派なものが出来上がりましたね!!
    不器用な私としては、ただただ驚くばかり(笑)
    DIYというのも趣味としてイイですね。
    ただ、私のような書斎派としては道具に凝ったり、
    関連書籍を買い集めるだけで、いつまでたっても
    作らないパターンになりそうです(笑)
    ちなみに、何度か紹介されてる「竜馬がゆく」ですが、
    私も思い切って、今度チャレンジしてみようと思います。
    今まで手を出さなかった理由(坂本龍馬に関して)は、
    記事にしてみようと思っております(笑)
    2022年10月02日 07:19
  • しろまめ

    海 さん>>
    コメントありがとうございます。
    ファルカタ材というのは模型工作に使うバルサ材よりわずかに強いという程度なので、棚がいつまでもつのかが心配ですね。しかも、完成したブツが納戸に入らなかったというマンガみたいなこともあって……。

    坂本龍馬については色々な見方がありますね。今東光だったかな、「あれは詐欺師」と断じる人もいるし。
    司馬遼太郎が描いた人物像だけが独り歩きしている面はありますね。まあ小説だから面白ければいいんです。

    2022年10月02日 12:17