ちなみに、従兄弟が何人いるか、ちゃんと数えたことはありませんが少なくとも30人以上はいるはず。ぼくが生まれる前に亡くなった人やら、あったことがない従兄弟もいたらしい……。
一番、年が近い従兄弟でも一回り離れています。
その一回り上の従兄弟、Mさんからの年賀状に、
「ラインしよう」と書いてありました。
ラインは家族との連絡用にしか使っておらず、甘木学園大学時代からの友人にラインへのお誘いを断って仲違いした過去もあるほどです。なので、いまさら、Mさんとのラインも面倒だな……と思ったのですが。
何しろ、相手が老い先短い年寄りです。今、ここでラインの一度や二度は付き合ってやらないと、今年の暮あたりに
「ああ、あの時、ラインしてあげればよかったな。今となっては手遅れだ。ナンマンダブナンマンダブ、チーン」ということになりかねません。
で、ラインの招待を電話番号に送ったのですが、数日経っても音沙汰がない!
これは手遅れであったか、と電話してみたら、電話にもでません!
これはいよいよ手遅れであったか、Mさんもお隠れになったか、お悔やみにMさんとの思い出でも書いて送ってやろうか……。と思っているところに、Mさんからの着信がありました。
久闊を叙したあと、上記のようなこと(「何しろ、相手が年寄り~送ってやろう思い出でも書いて」のくだり)を伝えました。
すると、Mさんは苦笑しながら「大動脈瘤破裂で手術入院していた」と言うのですよ!
なんだ、本当に死にかけていたんだ、もしかして化けて出て電話してきたんじゃあるまいな!
まったく年寄りを相手にしていると、うっかりシャレも言えませんな。
ぼくも狭心症で心臓冠動脈のバイバス手術を受けています。Mさんも同じ家系なせいか、心筋梗塞を三回やっているとか。大動脈瘤破裂が命にかかわる病気の4回目なのか、別にもあるのか聞いていませんが、悪運が強いのはぼくと一緒ですな。
悪運が強くとも寄る年波には勝てないとみえて、今回は手術後に歩けなくなってリハビリをしているとか。

歩けなくなっても口はちっとも減っていないようなので、まわりは大変だろうなと思います。
そういう爺さんに、ぼくもなりそうな気がします。
誰ですか、間違いなくそうなる、って言ってるのは!
この記事へのコメント
海
私も似たような経験があります。
先日、年始の挨拶に九州の福岡から
メーカーのお偉いさんがいらっしゃいました。
昔はその方が私の会社の担当だったのですが
偉くなられたので何年も前から担当を外れております。
現担当者が我が社に挨拶に来るついでに
その方も同行されたのです。
「久しぶりに海さんの顔が見たい」なんて感じで
本来なら下々の取引には同行しないのですが
わざわざ来てくれたそうなのです。
もともと太ってる方だったのですが
思いっきりスリムになってまして驚きまして、
私も太ってるのでつい、「〇〇さん!凄い痩せたじゃ
ないですか!痩せる秘訣教えて下さいよ~!」なんて
軽口叩いたら、その方が、「いや~、昨年体調を
崩しまして・・・」なんて感じで。
しまった!なんて思いましたが後の祭り。
気まずい空気が漂ってしまいました(笑)
十分気を付けなければいけないと
新年早々思いましたね。
しろまめ
コメントありがとうございます。
口にした直後は青ざめてしまったでしょうね。でも、その方はたぶん気を悪くしたりはなさっていないように思えます。だってわざわざ「海さんの顔が見たい」といらっしゃるくらい、気さくな方みたいですし。
ただきっと真面目な性分なので、ぼくの血筋の人間のように軽口を叩いて応じることはできなかっただけじゃないでしょうか。
ぼくも心臓の手術のあと、体重がずいぶん減った状態で数年ぶりに会った元社員さんに、
「痩せましたね、しろまめさんかどうか分からなくて、声をかけるのを迷いました」と言われた時、
「いや~、実は心臓の手術をしてね。そのときにオプションで脂肪吸引手術もつけてさ~」と返したら、
「そんなことができるんですか?」と驚かれました。
「もちろんウソだよ」と正直に答えたら、
「……相変わらずですね……」だって。
たけちゃん
しろまめ
コメントありがとうございます。
最近は、古い友人とLINEしてもいいな、と考え直しています。
でも、一度は固辞したので今さら……という感じで。
きっと、相手の人も二度とはLINEに応じては紅でしょう、もとい、くれないでしょう。
嗚呼、人の世は一期一会也!