タイパを心がける生活をなんていうのでしょうか?
タイパ生活? タイパライフ? いやいや、もっと縮めてタイ活?
NHKのクローズアップ現代で「タイパ」についてとりあげたとき、
「倍速視聴などのタイ活(←結局これか?)で節約した時間をどう使っているか」にも言及していました。
そこでは浮いた時間を、「推し活」に使っている女性が紹介されていました。
その女性は、メイドカフェのウェイトレス(で、いいのかな?)が「推し」で、彼女に会うのが何よりの楽しみ。
家とメイドカフェとの往復に3時間、待ち時間が30分。そして、実際に推しているウェイトレスと会話するのは5分。
まるで大学病院で診察を受けるようなハナシであります。
たった5分のために、3時間半を費やすなんて、それこそ「タイパが悪い」んじゃないか?
そう考えるのは誤りです。
推しているウェイトレスと5分を過ごすために、ほかの時間を削っているんですよ。
その5分が自分の人生にとって大切な、かけがえのないものなんですね。
夏の暑い日にアイスクリームも食べずにがまんしてお小遣いをため、家のお手伝いをしてお小遣いをもらい、みんなにケチンボウと言われながらためたお金で、欲しかったラジコンボートを買って喜んでいる子どもの気持ちといっしょなんです。
タバコをやめて同僚との付き合い酒もやめて昼はお弁当にして節約に節約を重ねて、やっとマイホームの頭金をためたサラリーマンと何ら変わらないんですよ。マイホームの頭金の場合は、ぼんやりしているとタチの悪い不動産屋に騙されたりしますが。
冗長な例え話はどうでもいいけど、タイパ生活をして時間を作って大好きな「推し」に会いに行く。
こういう目標を持っている人はいいですね。
人間らしくて、とても好もしいと感じました。
別に何をするというのでもなく、ただ闇雲にタイパタイパと忙しなく過ごしているなら、なんのためタイパだかわかりませんもの。
言うまでもないことですが、時間はお金と違ってストックしておくことができません。
気忙しくタイ活を重ねても、油断していると一気に時間がすぎてしまうだけです。
そんなのは、タイパタイパタイパのシューリンガンのポンポコピーで、
「年を取っちゃたらどうしてくれんだい」と、
志ん生の口調まねなくちゃあいけねえよ。
ちなみに、せっかく買ったラジコンボートも、公園の池で進水式をした直後に、スネ夫の大和(縮尺1/150、全長1.75m・いとこの大学生がつくってくれた)にぶつけられて沈没することがありますよ。
この記事へのコメント
海
ラストの、スネ夫の大和のラジコンの件、
そういえば、そんなエピソードありましたね。
藤子F先生自身がラジコンとかプラモデルとか
モデルガンとか好きだったから、結構リアルに
描かれてて、幼いながらに物欲を刺激されたものです(笑)
しろまめ
コメントありがとうございます。
小道具の描写がリアリティ満点なのも、F先生の魅力のひとつですよね。
大和のラジコン編はネット上にも様々な記事がありますが、
・のび太のラジコンを沈めておいてまったく悪びれないスネ夫
・ドラえもんとの対決に大喜びで馳せ参じる従兄弟の大学生
・戦争の愚かさを金銭面から訴える
などなど、ポイント満載の名作です。
ほかにもラジコンネタは多数あるので、ラジコンネタだけで長編映画を作って欲しいと思うほどです!