
いつもコメントをくださる海さんが、ドラえもんのあるエピソードに涙している記事に触発されました。
藤子F先生のマンガには、ときどき家がせまいというネタが使われています。
海さんがとりあげた「重力ペンキ」もそうですし、オバケのQ太郎の「国際オバケ連合」もそう。国際オバケ連合の会合があるから、Q太郎が居候している家を使わせろと迫られて困り果ててましたね。
ほかにも、オバケのQ太郎では発明家のエジさんがせまい土地に広い家を建てる工夫を展開するエピソードがあります。
これは日本の住宅事情をリアルに反映しているといえますが、F先生の若い頃の体験が元になっている気がします。
藤子不二雄A先生の名作、「まんが道」で両国の下宿が描かれています。
F先生とA先生(その時はFとAではないが)が住んでいたのは、なんと2畳間!
しかも! そこに「新漫画党」結成のために6名が集まったりするんですよ。
その際の面子は確か、F先生、A先生のふたりに加えて、寺田ヒロオ、坂本三郎、永田竹丸、森安なおやの4人でしたか。
ぎゅうぎゅう詰めになった二畳間の描写と、「あんこが出る」というセリフには笑いました。
この記事へのコメント
海
両国の2畳の下宿に大人6人!(笑)
その後、トキワ荘に移ったからといって
格段に広くなったわけではなく
たしかみんなで集まると自然と体育座りする
スタイルになった、みたいな事が書かれた本を
読んだ覚えがあります。
狭くて足を真っすぐにできないからなんですよね(笑)
でも、この狭い住宅事情の中から
素敵な物語が無限に産まれていったというのは
やはりグッときますね~!
しろまめ
コメントありがとうございます。
おっしゃるとおり狭い部屋から想像や空想が広がっていったことには、本当にグッときます。
あるいは狭い部屋だからこそ、頭の中では広い世界や無限の宇宙に思いを馳せることができたのか……。
ところで、自然と体育座りの件、初めて聞きました。
体育座りではなく、トキワ荘座りという呼び名を広めたいですね。