2023年10月からトンマなインボイス制度がスタートしようとしている

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インヴォイス対応書式の請求書に変わったせいで、月初の請求業務に倍くらいの時間がかかってる!
請求業務でのポイントを単純化すれば、消費税額ごとに請求額計を出し、それぞれの税額を表示する、というだけのものです。

ところが、そう単純にモノゴトが済むなら事務員のエクセルもクラウドサービスもいらない。もちろん、安倍川餅をお汁粉に入れて食べるなんて必要もありません。

税額ごとに集計するために、もともと税込み金額で扱っていたものを、税抜きの本体価格と消費税に分解するという面倒な作業が発生するケースがあるのですよ。

例えば、交通費。税込み金額の電車賃や定期代をわざわざ1.1で割って税抜き計算して、そこに0.1掛けて……という処理になんの意味があるのか。
しかも複数の交通費がある場合、割る1.1の金額の小計に0.1を掛けたものを足すと、1円くらい誤差が生じることがある!

それを色々と調整しなきゃならないのに、正直疲れ果てた……。

ちなみに画像にある消費税0%というのは、家賃です。こういうのは楽なんだけど。

免税業者だった人が不利益を被るとして評判の悪いインボイス制度ですが、事務作業にも面倒しかもたらさないトンマな制度です!

しかし制度とか法律というものはおかしなもので、トンマだろうと無茶だろうと、一度始まったら容易には止まらない。

来月に迫ったスタートを阻止するのは難しいかもしれないけど、#STOPインボイス、#インボイス反対、と発信することに何らかの意味もある、かもしれません。



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