語呂合わせで電話番号を覚えたころ

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久住昌之のマンガ「ダンドリくん」で、ガールフレンドに電話するシーンがあります。
ダンドリくんは、彼女の電話番号を
「フーフミナゴロシ」という語呂合わせで覚えていました。まあ、語呂合わせの解釈が違っていたのか、間違い電話をかけてしまう、というギャグになっているのですが。

昔はよく、友人知人などの電話番号を語呂合わせで覚えましたね。
ぼくは割とそういうのが得意、だったかもしれません。
今でも、「ここ一番にいろんな要求」とか「ここはよく肉食う」なんて覚えています。

先日も旧い友人に雑談の中で、
「お前の作で、『鳴れよロックの色』、という電話番号を覚えている」と言われました。
誰の電話番号か、ぼくは覚えていません。でも彼にとっては青春の思い出深い番号だったようです。

「それ、誰の電話番号だっけ?」
「忘れたの? ※※寮だよ! 忘れるなんて信じられない!」

怒るなよ、そんなことで。
自分が覚えているからといって、他人も覚えているとは限らないのだが。

まあ今は携帯電話というかスマートフォンに電話番号を登録しておく時代です。語呂合わせで電話番号を覚えるなんて、ゲートルを素早くきれいに巻きつけるのと同じくらい無用のスキルでしょうなあ。

ちなみに、電話番号の語呂合わせが得意だったからといって、歴史の年号を覚えるのが得意だったワケではありません。ましてや世界史が得意だったワケではありません!
年号を覚えれば世界史が得意になるというワケではない。
同様に、(語呂合わせで)電話番号を覚えるのが得意だったからといって、友人が多かったワケではありません。

そうか、数少ない交友関係しかなかったから、語呂合わせで覚えることができたんだなあ。



この記事へのコメント

  • しろまめさん、どうもです。
    私の会社で名古屋とテレビ会議をする時、
    アカウントのパスワードは「197512」
    なのですが、業務担当者は、「いくなごいに」と
    いつも声に出して入力してます。
    おそらく、「行くな五井に」の事でして、
    千葉県市原市五井に住んでる担当者ならではの
    語呂合わせではないかと推察できます(笑)
    ちなみにゲートルを素早く巻きつける件がウケました。
    ちょうど太平洋戦争~(本土空襲)関連の小説読んでまして
    たびたび「ゲートルを素早く巻きつけ~」なんて言葉が
    出てきます(笑)
    2024年01月28日 08:57
  • たけちゃん

    すごいですね!!
    さすがです!!
    知りませんでした!!
    2024年01月28日 14:24
  • しろまめ

    海 さん>>
    コメントありがとうございます。
    パスワードをこんなところに書き込んじゃいけません!(笑)
    担当者の生年月日は、昭和50年12月と見ましたが、いかに?(笑)

    ぼくなら、「いくなこい(行くな、恋)」と覚えるところです。

    とりあえず、千葉県市原市に五井という地名があることを学びました。
    いつか五井を訪れたら、このことを思い出す……かな?

    それにしても、当初はゲートルではなく、「腕時計の竜頭(を引っ張り出して時間を合わせたりネジを巻いたり)」も考えたのですが、なんとなくゲートルに変更しました。ところが、海さんがゲートル関連の小説、いや、ゲートルが登場する戦時中の小説を読んでらっしゃるとは!
    まさに「引き寄せ」ですな。

    2024年01月28日 18:27
  • しろまめ

    たけちゃん さん>>
    コメントありがとうございます。
    センスいいですね。
    底冷えしています。
    2024年01月28日 18:28