
「下衆の知恵とネコのなんとかは、後から出る」
これは落語「引越しの夢」で覚えたセリフです。必要なときに間に合わない、みたい意味なのだと思います。
下衆な人間、たぶん気の利かない人とか、ドジな人というニュアンスなのでしょう。そういう人は知恵が必要なときに知恵が出なくて、あとになってから思いついて悔しい思いをしがちだということを揶揄しているのでしょう。
上品にいうなら、「階段のエスプリ」と言ってもいい。
何を言いたいのかというと、先日、海さんとの初対面で口にすればよかったジョークなんですよ。
二週間も経っているのに、まだ考えている!
東京駅の「銀の鈴」にて。
海さん「あの、しろまめさんですか?」
しろまめ「仔馬は元気ですか?」
これだけで、おそらく海さんは分かってくれたはずです。
一瞬、考えるかもしれませんが、すぐに合点がいったはずです。
実に惜しい。実にもったいない。このジョークを効果的に使える、千載一遇といってもいい好機だったのに。
この手のジョークを言える相手は、そうはいません。
おそらく、これから気の合うブログ仲間を見つけて、15年は愛を育まないと使えないジョークです。
いや、そもそもその人が「仔馬は元気か?」を知っているかどうか。
残念だった!(「竜馬がゆく」のラストシーン風に)
この記事へのコメント
海
「仔馬なんて飼ってませんよ」と
言いたかったですね(笑)
「どんな耳してるんですか?」
「こんな耳」(言いながら自分の耳を指す)
とかもやりたかったですね(笑)
「どの口が!!」
「こんな口」とか(笑)
ちなみにシュールな会話だけでなく
名言・至言の宝庫ですよね、パタリロは。
私が今でも覚えてる言葉で好きなものが、
「恋に焦がれて鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がす」
いや~、グッときます!(笑)
しろまめ
コメントありがとうございます。
本当に惜しいことでありました。ですが、あんまりやり過ぎても周囲が(特に今回の場合は妻が)引くかもしれませんね。
「恋に焦がれて~」の都々逸、パタリロではどのエピソードで登場したのか、さっぱりわかりません。記憶にございません!
いちいち覚えていられないほど、無意味で無関係で、それでいて妙に気になるギャグのてんこ盛り。
それが、「パタリロ!」
ちなみに「どんな耳」→「こんな耳」は、マライヒが展開を予想して、「しまった、言うんじゃなかった!」と後悔しまくるエピソードが大好きです!