ブログ仲間の海さんの記事で知った本です。小学館ジュニア文庫から出ていますが、児童書の場合は「文庫」といっても新書サイズ。このへんは、子どもが手に取りやすい判型という事情もあるのかな?
ちなみに、のまみちこ先生は第一回小学館ジュニア文庫小説賞を受賞してデビューされました。デビュー作は「さくらxドロップ」です。これも未読なので、折を見て読みたいものです。
余談ですが、「のまみちこ」は野間美智子名義でも活動していますので、「のま_みちこ」なんだろうと思っていました。ところが書籍の表記をみると「のまみ_ちこ」らしいですね。ちゃんと見てない、ぼーっと生きてるんじゃねえよ!と叱られるパターンです。
タロットという神秘的で子どもが好きそうなアイテムと、思春期の女子にありがちな友だちや仲良しグループにまつわる悩みとを合体させています。こういうパターンは類例があるのもしれませんが、しかも実際にタロットを引いて物語を紡いでいったそうですから、なにやら斬新な手法ですね。
当然、タロットやカードの説明も記述されています。しかし、それよりも重視されているのが、カードから自分が感じたことも大切にしなさいということ。カンフー映画じゃないけど、「考えるな、感じるんだ!」という教えですね。
これはタロットカードの解釈としても大切なことらしいですが、自分自身を信じなさいという子どもたちへのエールとも読み取れます。
さてさて、海さんは「自分もタロットカードを使ったジュニア小説を書いてみようかな」と素敵な妄想、いや、夢を膨らませています。
両親が営む小さな喫茶店の片隅でタロットカード占いをする中学二年生の美少女、という設定だそうです。
その美少女がツンデレだったり、両親ではなくコミュ障の姉(美人でスタイル抜群!)がカフェの経営者で、常連客として近所に越してきたさえない大学生が揃えば、ライトノベルの世界ですな。
ぼくもちょっと触発されて書いてみたい気もしますが、海さんもおっしゃるとおり差別化が難しそう……。
それよりもタロットカードが欲しくなった気もしますが、若い頃、入門用の安物を買ったことがあるのを思い出しました。
たぶん、もうないけど。
この記事へのコメント
海
主人公の中学2年生の美少女に
お姉さん(もちろん美人)がいるという設定も
当然アリですね(笑)
この場合の姉妹の性格は両極端なのが
望ましいかと思います。
元気いっぱいの妹に対し、大人しい姉、
もしくは、グイグイと引っ張る姉に対し
常に押され気味の妹、なんて感じ。
ポイントは、どちらも美人という事(笑)
ちなみにタロットは機会があれば使ってないのを
差し上げますよ。たくさん手に入れてるなかで
当然ですがハズレも多くありまして。
まあ、そんなハズレを押し付けるのも
失礼な話なのですが(笑)
しろまめ
コメントありがとうございます。
そんな、大切なコレクションをゆずっていただくなんて、申し訳ないことですが、いただけるなら欲しいです!
(→もらうんかい!)
仮に海さんにとって「ハズレ」でも、ぼくにとってはウッシッシかもしれませんし。
いや、古いだろう、「ウッシッシ」って表現は。
それにしてもタロット占いの美少女ネタ、妄想、いや構想が脳内をうずまきます。
ただし、こういうネタは注意して扱わないと、詳しい人からブーイングが起こりそうですからね。
ひと通り勉強してからでないと。
「ぼくがぼくに変身する方法」も、変身ヒーローマニアからなにかツッコまれそうな予感が少し。