築40年の民家を改装した古民家カフェ、とのことですが、築40年で古民家扱いされたら、建物がかわいそうな気もします。
でも、いい感じの店構えでした。
食べたのはチキンソテー玉ねぎソースです。野菜もたっぷりで、こういうランチにしては珍しくふろふき大根のような根菜もついていて栄養バランスもよいように思えました。
店内はピアノやドラムセットがあり、ライブも行っているようです。
コーヒーも手捻りっぽいカップアンドソーサーで供され、いい雰囲気ですね。
営業をはじめて20年ほどということですから、ぼくが甘木学園大学に在籍していたころには、まだなかった店です。とは言い条、普通の住宅として建っていたはずですが、この家に見覚えはありません。いくら大学の近くではあっても、それほど頻繁に通る道に面している訳でもないし、一般住宅をそんなにチェックしているはずもありませんね。記憶に残っていたら、そのほうがおかしい。
在学中にこの店があったら毎日のように通っていただろうなあ。さぞかし学生で賑わっているのだろう、と思って店内を見渡しても、いるのはしょぼくれたおじさん(単独)、中年を少し過ぎた女性の二人連れ、中年をだいぶ過ぎた女性のひとり客、ハンサムで上品な頽齢の紳士(ぼくのこと)と大人の客ばかりでした。
学生はあまり来ないらしい。のちほど、この件について甘木学園大学の教授(高校時代の知人)にも話したのですが、近ごろの若者は喫茶店に入るという文化に親炙していない気がする。子どものころからの、コンビニエンスストアで飲み物を買って、店の前で飲む、歩きながら飲むといった駄菓子屋的なライフスタイルを引きずっているんじゃないか、という気がする。
高校生になったら、喫茶店に入りなさい。
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