余命宣告の人が来た
甘木SNSで知らない人の友達申請を承認してしまった。これは本当にミスタッチで、iPadで操作していたために、「承認」と「削除」がずれたのだ。年寄りはこういうことにも注意が必要ですな。
さて、その知らない人は先日、こんなことを言ってきました、というかメッセージを書いて送ってよこした。
-------------引用開始-----------
私は74歳です。
私は喉頭がんを患った未亡人です。
私はこの病気を克服するために多くの病院に行きました。
現在キャンベラ病院で治療を受けています。
最善を尽くしているのですが、癌が広がっているようです。
もう治療不可能です。
私はもう治療を受けていません。
現在13種類の薬を服用しており、入院して9ヶ月が経ちました。
私にとって病院にいるのはとても辛くて苦しいのですが、誰も助けてくれず、一人です。
上級医師の中には私の余命はあと数週間だと告げられた人もいます。
怖くて心配です。
私には亡き夫から相続したお金が少しあります。
このお金は現金で約5億円です。
死ぬ前に、このお金を祖国日本の貧しい人々を助けるために使いたい、それが私の最後の願いです。
これが私があなたに連絡した理由です。
これについてどう思いますか?
-------------引用ここまで-----------
どう思いますか、って言われてもね。
別になんとも思わないんですが。
しかし、せっかく相談してきた方に、「なんとも思わない」ではノーボディー&ノーカバー(身も蓋もない)です。
返信内容を考えてみました。
-------------返信内容ここから-----------
余命が数週間と伺いましたが、その後いかがでしょうか?
メッセージをいただいてから、すでに数週間が経過しております。
もしもあなたがこのメッセージをお読みなら、そちらの医師団は薮医者だということです。
ところで、ぼくも余命いくばくもない身の上です。
医師に話を聞いたわけではありませんが、おそらく最短で50年くらいの余命だと思われます。
おそらく、あと百年生きるのは難しいでしょう。
ちなみに、ぼくは62歳ですが、精神年齢は小学四年生(十歳)程度なので、少なくともあと90年は生きる権利があると思います。
ただし、この先、精神年齢がどの程度成長するのかはわかりません。その場合は、90年が200年になったとしても、何の疑問もありません。
さて、現金5億円のことでしたら、ご心配なく。
すでに日本から、集金人がそちらに向かっています。
幸いなことに、税務署と警察に知り合いがいましたので、あなたのお話が本当ならば税務署員が徴収して帰りますし、ウソでしたら警察が逮捕します。
ですから、ご心配なく。
もし、5億円を徴収されてしまうこと、あるいは逮捕されることがご心配でしたら、税務署員と警察官に違約金をお支払いください。
-------------返信内容ここまで-----------
その後、メッセージはありません。
この記事へのコメント
海
「どう思いますか?」と言われても
困ってしまいますね(笑)
これがもし本当の事なら非常に気の毒であり、
「その5億円を貧しい人に使いたいのだが、
どのように使えばわからないから手助けして欲しい」
との事だから、代行して寄付の手続きなどをしてあげる、
なんて感じですね。あわよくば、手助けしてくれた事に対する、
「お礼」を貰えるかもしれない、なんて。
100人とか1000人に1人ぐらい、真に受けてしまって
具体的にアクションを起こすのでしょうね。
そうすると、「手続きの代理人申請に〇〇円かかるから
振り込んで欲しい」なんて連絡が来る。
そうして振り込んでしまう(笑)
それにしても、「なんでこんなのに騙される人がいるんだろ?」
なんて思うけど、高齢者を中心に被害は増える一方です。
実際、私の父親(82歳)は先日、似たような詐欺メールを
貰って、「これは詐欺なのかどうか調べてほしい」と
私に言ってきました。わざわざ私に連絡するぐらいだから
自分では「詐欺」だと確信が持てないという事に
驚くと共に、こうやって騙される人がいるんだな、
なんて実感しました。
しろまめ
コメントありがとうございます。
確かに「詐欺であると確信が持てない」ことはショックかもしれませんが、相談できるということは、まだまだしっかりなさっているという証左ではないでしょうか?
もちろん、息子さん(海さん)との信頼関係が確かなものである、ということも注目すべきです。
騙されなくてよかったですね!