小樽サロンドマンドリーノ第33回定期演奏会を聴いてきました
いつもコメントをくださる田舎おじさん様の影響かもしれません。最近、マンドリンコンサートが気にかかってしかたない。
先日、カナモトホールを通りかかったら『北大&京都大学マンドリン部合同コンサート(という感じだったかな?)』を見つけて、「偏差値の高そうな演奏会だなー」なんて思ったりして。
まあ、それは余談。
今回は奥さんと一緒に、小樽サロンドマンドリーノ第33回定期演奏会を聴きに行ってきました。2024年9月15日(日)のことです。入場は無料でしたが、整理券が必要。ただし当日、受付で申し出れば入場は可能でした。
とは言い条、時間的にも客席数的にもギリギリのタイミングで、450名を収容する小樽市民センター「マリンホール」の座席はほぼ満席。前から二列目という、迫力のある席で聴きましたですよ!
出演しているメンバーは、みたトコロ、ぼくと同世代かその前後、もしかしたらけっこう先輩、というお年頃でした。簡単に言えば、若い人で五十代後半、上は七十代くらいの方もいらしたと思います
ですが、演奏は指揮者のタクトに合わせた一糸乱れぬもので(←当たり前だ。乱れていたらアンサンブルにもなりません!)、弦楽器を弾く生音が体に伝わってきました。
ウッドベースに近い席だったので、とりわけベースの重低音が心地よく響きます。もちろん、ベースに乗ったマンドリンのメロディは、ときにダイナミックに、特に哀愁を帯びて響き、あっという間にの2時間弱が過ぎていきました。
特に気に入ったのは、第一部の最後を飾った『モリー先生の休暇』です。ジブリ映画を思わせるような叙情的で映像が見えるような演奏で、マンドリンの弦で紡がれた物語を耳で読んだ気分です。
映像が見えるような、というと第二部最後の「組曲『樺太の旅より』」も、ユーモラスだったり、威風堂々としたりで、マンドリンという楽器、そのアンサンブルの魅力を再認識しましたですよ。
前述した通り、メンバーはいずれも中高年というよりは、高齢者に近い世代です。
終盤の挨拶では、月に1~2度のペースで全体合奏の練習をしている(コンサートが近づくと週一回くらい)そうです。しかし、演奏会を聴けば、個人での練習量は並々ならぬものであることが伺い知れます。
これは勝手な推測ですが、メンバーの多くは大学などでマンドリン部に属した経験をお持ちなのでしょう。若い頃から(もしかしたら仕事の忙しさで中断したこともあるかもしれませんが)続けてきた音楽を奏でる喜びがステージに溢れているようでした。
来年のコンサートも楽しみであります!
この記事へのコメント
田舎おじさん
金管の騒々しい音もそれはそれでいいですが、ギターやマンドリンといった繊細な音は私たちの琴線に響いてくる音ですよね。
ところで、奏者の多くがベテランの方だったという記述がありましたが、私は札幌のさまざまなアマチュアの方々の音楽を聴かせてもらっていますが、それらの奏者たちが一生の趣味として取り組んでいる姿をいつも羨ましく思って見ています。技の巧拙は別にして、そうした趣味を獲得された方たちはきっと日々充実された日々を過ごしているんでしょうね。う~ん。
しろまめ
コメントありがとうございます。
確かに、皆さんとても楽しそうでした。もちろん演奏中は真剣な表情なのですが、真剣さの中にも充実感が満ちているようで。
「羨ましく思って」とのことですが、田舎おじさんこそ、スポーツや旅行など多方面にご興味を広げて充実されているではありませんか!
ぼくは、田舎おじさんをお手本にして、演奏会に足を運んだり、市民講座を受講したりしているのですから……。