サンマスピアノ初日は一段目

gakufutopiano.JPG

前回、スケールのことを書いたらやや煩雑になりました。
なので、一日にひとつのことだけ書くことにします。

今回は、冒頭4小節の和音です。
幸いなことに、ぼくは一応、楽譜が読めます。とは言い条、低音部(へ音記号)は苦手で、頭の中で3度あげるという変換が必要なんですけどね。
つまり低音部(ピアノでは左手パート)の第一線の音は「ソ」なんですが、ト音記号しか読んで来なかったぼくには、一瞬「ミ」に見えちゃう。いやいや、へ音記号だから3度あげて「ソ」と頭の中で読み替えなくてはいけないのですよ。
「さくら」という単語がローマ字で「SAKURA」と書いてあるのを音読するとき、頭の中でいったん「さくら」にしてから声に出すような……。違うかな?
そんなややこしいことをせず、へ音記号なら第一線は「ソ」と解せるには、少し時間が必要かな。

ところで「ミ」を「ソ」にあげるのに「3度」と書きましたが、もしかしたら「2度じゃないの?」と思う方もいらっしゃるかな?
「ミ→ファ→ソ」だから、2つあがるようにも見えますね。確かに、「音」で数えれば「2音」。
ですが、「度」というのは「同じ音は1度」なんですよ。つまり「ド」と「ド」は1度。同じ音の高さですからね。
「ド」と「レ」なら、2度です。ひとつ上の音ですからね。同様に「ド」と「ミ」なら、3度。
これは五線譜をイメージするか、ピアノの鍵盤を思い浮かべていただければわかりやすいでしょう。
細かいハナシは割愛しますが。

ともあれ、冒頭4小節では左手でベース、右手で3和音を弾きます。これを一度にやるのは無理なので、まずは左手だけで。
ここではまだ左手の5と2の指で、それぞれベース音を担当します。
最初はベース(「ソ」と「レ」の2音)だけ。付点四分音符(3拍)しっかり伸ばして弾くのを繰り返します。

次は右手の3和音です。指番号を守りましょう。
最初は「♯ファ・レ・シ」、次に「♯ファ・♯ド・ラ」。
指番号に従って弾くと、「♯ファ」を押す指は動かさないので、そこを指がかりにして、他の2音を弾く指を楽に動かすことができます。

左手と右手の準備ができたら、いよいよ両手で弾きます!
最初はうまくいかないけど、一時間くらいやってるとなんとなるもんですよ。

「一時間かけて、たったの4小節(実際には2小節のパターンだが)だけ?」とあきれるのか。
それとも、「一時間で4小節も進んだの!」と驚かれるかは、この記事をお読みになるかたのご勝手次第で。

この記事へのコメント