君にかわいいと叫びたい(ハッピーゼリーポンチ)
ビンテージドールの『てぃあらちゃん』をこよなく愛する桐山さえ子。その前に現れた新入社員の南ことみは、なんと『てぃあらちゃん』にそっくりな女性。腰が抜けるほど驚く桐山さんであるが、南さんが隣の席に座り、先輩として仲良くなる。
ひょんなことから(←便利な言葉だ)、南さんを自宅に招いて『てぃあらちゃん』と対面していただくのだが、「変な人と思われるのでは?」という桐山さんの不安をよそに、南さんは全力で『てぃあらちゃん』をかわいいと愛でてくれる。
桐山さんは、『てぃあらちゃん』を抱いた南さんの写真を撮っているうちに「かわいすぎる!」興奮して来るし、南さんも南さんで「かわいいと言われるのが大好き」と告白して、ふたりは至福の時を迎えます。
三白眼がちょっと怖い桐山さんと、大きなキラキラお目々のかわいい南さんの掛け合い漫才のようにして進むマンガですが、帯にあるように「好きなものを認めてもらうってこんなに素晴らしい」という一貫したテーマがあります。
いささか手前味噌ですが、これってぼくが書いた『ぼくがぼくに変身する方法』にも通じるものがある、と思いたい。
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