島村楽器クラシックギターフェスタ~クラシックギター&チェロコンサート

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2024年12月20日(金)、島村楽器札幌クラシック店でクラシックギターフェスタ2024’Winter札幌会場イベントとして行われたミニコンサートを聴いてきました。演奏者は、山本朝香(クラシックギター)と坪田亮(チェロ)です。

山本朝香氏は旭川市出身で国内外のギタリストに師事。旭川、札幌を拠点に演奏活動やギター教室を開いています。
チェロの坪田亮氏は広尾町生まれの室蘭育ち。札幌交響楽団で副首席奏者を務めた経験を持ち、定年退職後はフリーの演奏者として全国各地での演奏活動や後進の指導をしているとか。交響楽団にも定年退職があるとは、ちょっと意外な……。

プログラムなどは配布されなかったので、演奏曲目については記載できません。
チェロとギターの二重奏は珍しいもので、チェロ奏者の坪田氏も「普段はピアノとの共演が多いので新鮮だった」ということを述べておられました。またギターとチェロは弦長が近いらしいです。そのため相性がいい……のかどうかわかりませんが、お二人のデュオを聴く限り、とても音色が合う気がしました。

ミニコンサートの大半はギターとチェロの二重奏でしたが、坪田氏は「レッスンがある」ということで25分ほどで退席。その後、山本氏が2曲ソロを聴かせてくれました。
いずれもクリスマスにちなんだ楽曲ということで、一曲目は『アヴェ・マリア』。バッハの『平均律クラヴィーア・前奏曲』にフランスの作曲家グノーがメロディを付けたものです。演奏会終了後に山本氏にうかがったところ、ギターアレンジはタレガによるものだそうです。これが収録された曲集を教えていただこうとしたら、山本氏も見つけられなかったそうで、ネット検索してPDFで入手されたとか。
『アヴェ・マリア』は美しい曲です。ギターの音色とポジショニングを活かしたアレンジによる演奏を目の当たりにして、ますます楽譜が欲しくなりましたですよ!
その前に「今、練習している曲をなんとかしろ」というところですが。

そして最後にもう一曲、アンコールのようにして(アンコールの声がなかったので御本人が自発的に……)、カタロニア民謡の『聖母の御子』を演奏されました。
ちょっと意外だったのが、山本氏の演奏ではメロディがスタッカート気味だったこと。一般にはレガートに弾くことが多いと思うのですが。
どういうことか、それを文字で伝えるのは難しいのですが、物書きの端くれの末席を汚す者の見習い心得になったつもりで書いてみましょう。
通常であれば、「ら~らら♪ ら~らら♪」と旋律を滑らかに歌うように弾く旋律を、「らんっ、ららんっ♪ らんっ、ららんっ♪」という感じで、弾むように弾くのですよ。
前者を「しずしずと歩みを進める様」と表現するなら、後者は「足取りも軽く前へ進む様」とでもいいましょうか。
通じるのかなあ……?


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