何年か前に買ってあったのですが、読まずに積読してありました。
仕事に活かせるノート術、という読みさえすればノート術の達人になって、次の日から仕事の効率も能率もうなぎのぼり、というイメージですね。まあ、そううまくはいかないと思いますけど。
これまでにもノートを使いこなそうとしたことは何度もありますが、長続きはしませんでした。その理由ははっきりしています。字が汚いから、字が下手だから、ミミズが断末魔にのたうちまわったような字を見ているうちに気が滅入るから、です。
それなら丁寧に書けばいじゃないか、と思われるかもしれませんが、丁寧に書いたところで、上手な字にはなりません。
なによりも丁寧に書くということは時間がかかり、書いていてストレスがたまります。
この本の中にも、たぶん解決策はないでしょう。
にもかかわらず、この本を開いたのには理由があります。創作活動に活かせるヒントがないかと思ったのですね。
昨年(2024年)福島正実SF童話賞をいただいた『ぼくがぼくに変身する方法』ですが、その原点は手帳のメモページに書いたアイデアと粗筋です。これを成功体験として、このやり方ならいける、と考えるのは早計というものでしょう。
ですがパソコンと違って手軽に使えるノートを利用しない手もありません。ぜんぶで100項からなる本の8つ目までしか読んでいませんが、このさきなにかいいヒントが見つかるといいなあ。
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