旅の心得その2~都会は立体的なのだよ

今回の旅で気づいたふたつめは、
【都会は立体である】

東京という大都会を歩いて、改めて実感したのですが、事前に地図で確認したつもりでも、現地では高いビル群に視界を遮られます。
ビルという建造物だけでなく、そこから生えて伸びる看板が密林の樹木が伸ばした枝や葉のように絡み合って遠くの見通しを邪魔します。さらに場所によっては、鉄道や道路などの高架が遮眼帯のように視線の行く先を塞ぎます。

これが地方都市なら、ある程度はランドマークが見えたりして目的地への見通しが利くのですが、そのつもりでいると痛い目に会うことがわかりました。

新橋駅からホテルに行くのに、なんとか正しい道は見つけたのですが、生い茂るような飲食店の看板でホテルの看板が見えず通り過ぎてしまったり。
それは昼間だったのですが、用事が終わってホテルに帰ろうとしても、新橋駅から同じ道をみつけられない。雑多なお店のネオンサインなどまばゆい光に惑わされている感じかな。
実際、あらぬ方向に進みかけました。危ない危ない……。

翌日(2025年4月12日)、浜離宮恩賜庭園に行ったのですが、新橋駅から地下を通って汐留住友ビル前から出たはいいものの、またもや方向を見失ってしまいました。
北海道的な感覚では、近くまでいけば、それらしい気配があるものかと思っていたのですよ。あっちは土地が開いている感じだな、とか。
ところが地上に出てみると、ビルや高架道路に阻まれて見通しが利かず、そういう見当がつきません。
それで目的地へとは反対方向に歩き出し、だいぶ進んでからまったく反対方向に進んでいることがわかったのも、交通整理をしていたおじさんに尋ねたからです。
ウインズ汐留というところでしたから、本当に反対でした。そこからは、なんとか、本当にこっちでいいんだよね的な不安をかかえつつも目的地へ到着。
桜の花を愛でてきました。

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いやあ、高いビルに囲まれた東京には、ところどころこんなにも広い気持ちの良い空間があるのですね。

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我が分身「アクスタ版しろまめ」も喜んでおります。

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ところで、帰りも迷子になったんですよ。新橋のとなりの浜松町駅近くまで歩いたみたいです。
まあ、そのおかげでイタリア公園という小さいけども瀟洒な公園を見つけたり、ビルの隙間から垣間見える東京タワーに出会ったりはしたのですが。

この日の最終的な歩数は19,700歩弱と過去最高でしたが、そのうち2割位は道に迷った分だと思います。

そんな思いまでしてスマートフォンでGoogleマップを発動しなかったのは、地図や方向感覚といったアナログな手段で移動したかったのがひとつ。もうひとつは、スマートフォンのバッテリがかなり消耗していたからです。普段だと3~4日はもつバッテリが1日で消耗したのは、前日にGoogleマップをたくさん使ったためらしい。


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