
ブログ記事では話が前後左右言ったり来たりのバック・トゥ・ザ・フューチャーしていますが、今回(2025年4月11日~12日)の東京旅行の目的は、岩崎書店&創作集団プロミネンスが主催する「ジュニア冒険小説大賞」の贈呈式ならびに懇親会です。
今回、第19回ジュニア冒険小説大賞は『ミクと俺らの秘密基地』(真栄田ウメ)です。贈呈式でお会いした真栄田さんは、素敵な女性でした。佳作(『ねずみの姫は夜歌う』)の糸森奈生さんも同じく素敵な女性で、昨年、ぼくが福島正実記念SF童話賞を受賞した際にくらべて、記念写真が華やかでした。と書くと、イマドキでは「ルッキズム」とか「セクハラ」と批判を浴びちゃうのかもしれませんが、華やかに感じたものは感じたんだよ!(開き直り)
乾杯の挨拶のあと、お二人のそばに行ってご挨拶もできました。
昨年は、受賞者のところへ来てくださる先輩作家さんが少なく、ちょっと寂しい時間もありました。あとから編集部の方にご紹介していただきましたが……。
その経験を踏まえて、積極的に近づいていったのです。まあ、「おめでとうございます」と伝える程度で、なにか役に立つお話ができたわけではありません。
懇親会の途中で、フロアインタビューというものが始まりました。
これは司会者(岩崎書店の方)が、会場にいる先輩作家へのインタビュー形式で、受賞者へのはなむけの言葉を語らせる、という企画です。
「あんたにインタビューするからね」と事前に伝えられてはいましたが、伝えられたのは贈呈式の始まる5分前。「おいおい、」という気分とともに「やっぱり」という予感もありました。
というのは、昨年の福島SF贈呈式ではジュニア冒険小説大賞でデビューされた林けんじろうさんがフロアインタビューを受けていたからです。
前回の福島SF受賞の木内南緒さんではなくて、ジュニア冒険小説の林さんでした。木内さんは、受賞者(昨年のぼく)に花束をくださるお役目だったんですね。
それを鑑みて、「あるいは」とも思っていました。
なので「インタビューよろしく」という司会者に、「なんだか朝から悪い予感がしていた」と苦笑いしながら快諾しましたとも。
「インタビューでは、作家と会社員の二足のわらじをどのように両立しているか、と質問するからね」と言われましたので、式が始まってから一時間ばかり、何を話すか考えていました。
会場に並んだごちそうも喉を通らない、と書きたいところですが、それはそれでちゃんと食べることができましたです。
話は例によってとっちらかってしまったのですが、要点をまとめると。
二足のわらじとはいうものの、誰しも二足のわらじを履いているのではないかしら?
家の外では会社員、家の中では父親や母親、あるいは妻とか夫。
有限の時間の中で、だれもが二足か、それ以上の数のわらじを履き分けている……。
そこで何をするか、どこに力をいれるか。それはその人次第だけど、なにかをしようとするエネルギィは、それが好きだからで……。
何を言ってるんだ!?
ちなみにジュニア冒険小説大賞は、小学校5~6年生向けで四百字詰原稿用紙150~200枚。福島SFの60枚に比べると2.5~3倍弱のボリュームです。
一度挑戦したことがありますけど、一次も通りませんでした。
対象学年とかボリュームなど、書き手にも得意不得意向き不向きがあるのかもしれません。
受賞作『ミクと俺らの秘密基地』は(2025年)5月発売ですが、贈呈式&懇親会出席者は一足早く手にしています。
なので内容とか感想は書きません。
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