新橋の烏森神社は趣深かったのだ

2025年4月12日(土)の東京は快晴でした。
前日は、雨が降ったりやんだりだったらしいです。「らしい」というのは、ぼく自身は雨に当たらなかったんですね。
ジュニア冒険小説贈呈式とプロミネンスの総会がある出版クラブ会館に到着するまで(15:30ころ)は、どんよりとしながらも雨は降っていませんでした。
贈呈式と懇親会が終わって、出版クラブ会館を出たら地面が濡れていたので、どうやら4時間ほどの間に降ってやんだらしい。なかなか運がヨイ。
で、翌日が快晴なのですが、日頃の行いの良さとハンサムさと上品さがうかがいしれますね。

ホテルの窓から見下ろすと、カタカナの「ハ」の地を逆さにしたような屋根の建物が見えました。
「?」と思って目を凝らすと、どうやら「神社」と書いてある看板が見えます。

ホテルはチェックイン新橋というのですが、窓から見える景色は裏通りらしくゴミゴミしていて小さなビルやお店がひしめいています。
よくもまあ、戦後の闇市のころから生き残ってきたねえ、と言いたくなるほどの年季が入って見えました。
そういう通りに建つ神社とはどんなものか。非常に興味が湧いたのでチェックアウトのあと訪れてみました。

ホテルを出てから、「部屋の窓はどっちを向いていたんだっけ?」と方角を見失いましたが、なんとか見当をつけて裏手方向へ。
しかし神社らしきものがある小路が見つかりません。できるだけ方向感覚だけで歩きたかったのですが、やむを得ずGoogleマップを発動。
少し迷ったものの、なんとか烏森神社にたどり着きました。

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写真には映っていませんが、左手はかなり雑然とした飲み屋街です。聖俗が自然に共存する日本土俗の信仰風習、なんて言葉を想起させるものがありますね。
ちなみにホテルの窓から見えた「逆ハの字」の屋根、写ってます。

境内にはお守りやおみくじなど、取扱商品……ではなくて、ご利益のご案内。
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お参りの作法についても、イラスト付きでわかりやすく解説しています。
表面が波打って光が反射して見づらいのは御愛嬌。

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カラスの絵柄は、どこか昭和漫画のムードがあります。それもサンデー全盛期の、子ども向けの少年誌の雰囲気。
サンデーじゃなくてマガジンだったと思うけど、ジョージ秋山がギャグマンガで描くわんぱくな子ども、のイメージがあるかな。
そしてカラスなんですけど、ペンギンっぽい感じもしますね。
実際のカラスとは異なり、クチバシや脚を黒ではなく灰色にしているのがかわいいポイントでもあります。

せっかく神社に来たのでお参りはしましたが、例によって何も祈りもせず願掛けもしません。
何も考えない。何も考えずに、二拝二拍手一拝。
もっとも「頭の中を空っぽ」にするには修行が足りませんので、「何も考えない」という想念で頭を埋めるというジレンマなお参りです。

本殿の左手には、おみくじやお守りの授受所があります。お守りが100円なら安いな~、ひとつ買おうかな~、と思ったのですが。
よく見たら、1000円でした。なら買わない(笑)。

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で、このあとですよ。浜離宮恩賜庭園の往復で迷子になったのは!


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