新橋烏森口頽齢編~チェックイン新橋の夜と朝

今回(2025年4月11日~12日)の東京旅行(岩崎書店&創作集団プロミネンスが主催する「ジュニア冒険小説大賞」の贈呈式ならびに懇親会及び甘木氏にお会いする)では、ホテルチェックイン新橋に泊まりました
新橋駅烏森口から徒歩3分くらい。いわゆる烏森通りにあります。駅の烏森口を探すのには往生しました(笑)。

烏森といえば、椎名誠の自伝的小説『新橋烏森口青春編』を思い出します。今、『新橋烏森口~』と正しく表記できたのですが、実はたった今の今まで『新宿烏森口~』だと思っていました。
この本を読んだ当時、新橋という地名にはほとんど馴染みがないため、多少でも知っている新宿に書き換えられていたみたいです。
なんて書いていたら、また読みたくなりました、『新橋烏森口青春編』。あのころは、けっこうなシーナマコト・フリークだったなあ。

さて投宿した部屋はシーナマコト、じゃなくてシングルルーム。狭いながらも機能的にまとまっていて清潔感がありました。

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若い方の中には、寝るだけだからとあまりホテルに気をつかわない方もいるようですが、頽齢に至ると寝るのが大事!
贅沢は言いませんが、きれいな落ちついた部屋でゆっくり休みたいものです。

このホテル、最上階(12階)には大浴場があり、ゆったりとくつろいでお湯に浸かることができるのも魅力です。
ただ不思議な構造で、11階まではエレベータであがれるのですが、そこから12階までは階段を使います。この階段が非常階段のような外階段。簡易的なものですが一応は囲いがあって、むき出しではないものの、高所恐怖症の人だと少し怖いかも。

で大浴場とは言いながらも、そう大きなものではなく、中浴場くらいかな。洗い場は8人分くらいあったかな。浴槽は一坪くらいで、大の男が4人も入ったら気まずくなりそうです。
幸い、ぼくが入ったときは誰もおらず気を使うことはなかったのですが……なにしろ時間が23時です。深夜、繁華街の上空でひとり風呂に浸かっているというのも寂しいというか、気味が悪いかも。まあ、見知らぬおじさんとギチギチにしているよりははるかにマシなのですが。

そしたらひとり、またひとりと客が入ってきました。言葉を交わすでもなく、互いに見て見ぬふりをするようにしていましたが、そのうちのひとりが恐ろしいほどのカラスの行水。ぼくよりもだいぶあとで入ってきたのに、洗い場でジャバジャバしていたと思ったら湯船にチャポンとつかり、かと思ったらサウナに入って行き、入ったと思ったら出てきて、そのまま浴場を後にしました。十分もいなかったな。もしかして5分くらいか?
いくら烏森通りのホテルだかと言って、カラスの行水を徹底しなくてもいいだろうと思うのですが。もしかしてカラスの化身だったのかな?

ところで、もうひとりの客はどうしたのかというと、ぼくが風呂から出る際には姿が見えませんでした。湯船にも浸かったので、お湯の中でのびていた、ということもないし。
出ていったのはカラスの行水のおじさんだけだと思ったのですが。まあ、たぶんサウナにいたのでしょう。で、なければ怖すぎる! もう泊まれない!

で、翌朝の朝食(←二重表現か?)は2階にある「コメダ」でモーニングセットです。フロントで朝食券を買うと500円で200円ほど得らしいので購入しました。
そこへ、280円のミニサラダをつければなかなか立派な朝ご飯ですね。しかもミニサラダは、ぜんぜんミニじゃないし。

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