タイトルでは「ゆうれい」ですが、実際には座敷わらしのお話です。
ストーリーの中で座敷わらしは、昔の子どもの幽霊という解釈がされています。その子が幽霊になった経緯が、主人公の胸に刺さり行動を起こしていきます。
ふたつの小学校が統合してできた新しい校舎に座敷わらしがいるのは妙ですが、学校ができる以前は古いお屋敷があったという設定もうまい。
元々の学校が、町側と田舎側に分かれて対立しているのも、いかにもありそう。
子どもに身近な世界観に、座敷わらしという怪談テイストもあって、わくわく楽しく読めそうな一冊です。
で、この本を読んで唐突に思い出したのが藤子不二雄のヒット作『オバケのQ太郎』の初期エピソード、『オバ子がいたよ』です。
正ちゃん(が誰かは説明不要でしょ?)が林間学校に行くのですが、Q太郎は生徒でないの行けません。どうしても行きたいQ太郎は、頭にリボンをつけてオバ子と名乗り紛れ込みます。
人数がひとり増えたため、食事や布団がひとり分足りなくなり、メガネにオカッパ頭の男の子(名前なし)が割を喰ってしまう。
これって、まさに座敷わらしですよね。
この記事へのコメント
はすぴー
黒沢さんと知り合いでしたか。
チコちゃんに叱られるくらい、ボーと生きているうちに
いつの間にか還暦も過ぎてしまいました。
私は昭和を30年、平成を30年生きたので、たぶん令和も
30年生きて、90歳で人生を全うするつもりです。
お互い健康第一で日々に過ごしたいと思います。
引き続き、よろしくお願い申し上げます。
しろまめ
コメントありがとうございます。
お互いに昔なら老人と呼ばれた域ですが、ますます元気に励みたいものですね。
200歳まで生きるなら、まだ半分にも足りませんし。