大津の旅~三日目は近江八幡→彦根城その4

近江八幡で八幡堀めぐりとたねやのつぶら餅を堪能したら、次の目的地は彦根です。彦根といえば彦根城、彦根城といえばひこにゃんですが、会えるかな?
大津からは彦根のほうが近江八幡より遠いです。なので当初は彦根を先にして、戻って来るときに近江八幡で下車する予定でした。しかしガイドブックを熟読した奥さんが「彦根は午後がいいらしいよ」というので、あとにしたのですよ。

近江八幡から彦根まで、各駅停車の電車で20分くらいでした。彦根駅の観光案内所でも情報を仕入れて、徒歩で彦根城に向かいます。ここは徒歩10分以上15分以内、かな。彦根城到着をどこで図るかにもよりますが、この時間だとお掘りのあたりまでたどり着いた状態です。お城そのものにたどり着くには、さらに10分くらい必要な感じでしょうか。

で、お城の入口にたどり着いたときです。
「これから、ひこにゃんが出てきます」的なアナウンスが聞こえました。
急いで入場料を支払い、アナウンスの声がするほうへ行ってみると……いました、ひこにゃん!

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※どうやら彦根城博物館の縁側(?)に相当する部分らしいです

この日のひこにゃんは、午後に2度ほど登場があったらしいです。ガイドブックにあった「午後がよい」の情報は、このことだったのかもしれません。

ひこにゃんを愛でてから、彦根城博物館を見学し、それからお城へと向かいます。

こういう長い石段の坂道を登って、

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出ました、廊下橋。

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城の紹介番組では必ず取り上げられる注目スポットです。甘木番組では、高橋英樹氏が「ぜひ真下に立って裏側も見てください」と教えてくださっていたのですが。

見上げるのを忘れました。

なにしろ、いささかくたびれてきてましたから。自動車を運転しないぼくたち夫婦の旅は、いつも公共交通機関と徒歩です。
一日目(2025/05/25)こそ、11,885歩程度でしたが、二日目(2025/05/26)は23,871歩です(これは自己新記録でもある)。
三日目のこの日(2025/05/27)は、最終的には18,442歩に達します。彦根城に達したあたりで、すでに一万歩に近かったはずですから、疲れていても無理はないでしょう……?
しかも、敵が攻めてきても、本丸に達する頃までにはヘトヘトにしようという魂胆を持ったお城ですもの。

そんな疲れ果てた紳士を迎え撃ったのは、彦根城の足軽鉄砲隊……ではなくて、ひこにゃんです。

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かわいらしい「ひこにゃん」と、手をつないで記念撮影ができました。

このあと天守閣に登るのですが、かなりの急階段を登らなくてはいけません。階段の踏み板は、印象ではスマートフォンの幅くらいしかなく、登るのも大変だけど降りるときはもっと怖そう。実際、手すりに捕まって後ろ向きに、まるで登山でガレ場を降りるようにしている人も少なくありません。ここで奥さんがリタイアしましたが、ぼくは最後まで登りました。天守閣最上階の眺めはとても素晴らしく……といいたいところですが、あいにくと分厚い雲が垂れ込めはじめており、遠くに見える琵琶湖も今ひとつ冴えない感じでした。

天守閣を(階段から転げ落ちることもなく)無事に降り、長い石段を下って玄宮園へ。まあ、この庭園の見事なことと言ったら!
お城の中に琵琶湖を作ったような庭園越しに望見する彦根城は、まさにあっぱれな景色であります。
彦根城の入場料は、彦根城のみで玄宮園は含まれないコースもあるのですが、それは損です。玄宮園は絶対にセットにするべき、ですね。


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