昨日のブログ記事では、ぼくがいかに営業職に不向きだったかを吐露しました。いつもコメントをくださる海さんにも営業職失格認定いただきました。
ですが世の中は、営業職の鑑みたいなヤツもいます。高校の同期で甘木学園大学を一年早く卒業したドンキチ(←あだ名)がそうでした。ぼくもドンキチも一年浪人して甘木学園大学に入っています。ドンキチは4年で卒業して就職しましたが、ぼくは留年したのです。だからドンキチは、ぼくよりも一年早く社会人、というか会社勤めを始めていました。
ドンキチが就職したのは、デパートの外商部。実はデパートの売上の大半を占めると言われる花形部門であり、同時に過酷な働き方が求められます。札幌~小樽間を走るJRで顔をあわせることがあったのですが、ドンキチはいつも自分がいかに忙しいか、どんなに大変な仕事に耐えているのかを自慢していました。もしかしたら愚痴っていたのかもしれませんが、まだ学生の身である当方に、社会の厳しさ、働くことの大変さを教えてやる、という態度がありありと出ていましたよ。
基本的に外商部の顧客はお金持ちの個人客か、企業なのですが、どっちも客の立場を利用して無理難題の言い放題だったらしいですよ。
営業時間外に「コップ一個」を家に届けろとか平気で言って来たらしいです。
まあ「コップ一個」だったかどうか記憶が曖昧ですが、要するに普通なら配達させないような小さな安価なものでも持って来い、と言いつけられるのだそうですよ。
その品物はたいした売上にも利益にもならないけど、そこでご無理をごもっともと受け入れていかないと、大きな注文はもらえない、のだそうですよ。
つまり客の側では、「大きな注文をするかわりに、細々とした無理やわがままも言うからね」ということなのですな。
あるときなどは、日曜日の早朝から葬式の手伝いに駆り出されたこともあったそうです。
ぼくはドンキチの話を聞きながら、「大変だねえ」とか相槌を打っていたのですが、ドンキチのほうでは「お前なんかには、わかんねーよ」とかなり偉そうに、かつ蔑むように吐き捨てたのでした。
まあ確かに、「わかんねーな」と思っていたのですが。
なんだって、そんなことまでしなくちゃいけないんだよって。
だからこそ、「心があるなら手伝いに来い」と零細建材店の社長に嫌味半分に言われちゃうんだなあ。
あのとき、ドンキチに相談していたら営業職の鑑、営業職の先輩として
「バーカ、手伝いに行くのが当たり前だべや(北海道弁)。だからお前はダメなんだよ、バーカ」と親身になって答えてくれただろうなあ。
ちなみにドンキチの本名は純一なのだが、「純」を「鈍」と置き換え、「一」の読みを「キチ」と故意に訛ったヤツは天才だと思う。
この記事へのコメント
海
デパートの外商部の件ですが
私は幼少の頃(それこそ小学校の低学年)に
「外商部」という存在を知りました。
教えてくれたのは、パタリロです(笑)
殿下いわく、「デパートで買い物しても
値引きしてくれないが、その場合は外商部を通して
購入すれば、必ず値引きしてくれる」と、部下の
タマネギに言ってました。
子供ながらに「外商部」を知ってたのは
今考えても凄い事であります(笑)
ちなみに、私が気になったのは御友人である、
ドンキチさんです。ドンキチってあだ名は、
何からきてるのか気になってたら、記事の最後に
種明かししており、思わず膝を打つ私。
素晴らしい、あだ名ですね(笑)
しろまめ
コメントありがとうございます。
人生に大切なことは、みんなパタリロに教わりましたよね。
冠婚葬祭の挨拶とか(笑)。
ちなみにドンキチですが、一昨年の同窓会では、代表幹事として活躍していました。
外商部で鍛えた成果かな?