いつもコメントをくださる海さんのブログ記事、朝から素晴らしい二人の女性を見ましたを読んで思い出したことがあります。
JR(当時は国鉄)で甘木学園大学に通っているころ、ひどく混雑して小樽から札幌まで立っていたことがあります。時間にして、50分くらいかな。
たまたま、高校同期の女子といっしょになり、時々言葉を交わしていたんですが……。
次第に気持ちが悪くなってきました。車両はかなり混雑していたにもかかわらず、その場にしゃがみ込んだり立ったりしていました。その間、「具合が悪いそうだな。座るか?」と言ってくれた人は……いなかったと思います。まあ、人混みに隠れて座っている人から見えなかったのでしょう。
そのうち軽い吐き気を覚えて、酸っぱいような苦いような液体が喉の奥からこみ上げて来ました。
なんとか口の中でとどめて、立っている人をかき分けて車両のトイレにかけこみ、口の中のものを吐き出しました。
そのあと、吐いたかどうかは覚えていませんが。
トイレから出ると、高校同期の女子が青い顔をして立っていました。
その子はもともとすごく細くて華奢で、どっちかというと彼女のほうが具合が悪くなりそうな雰囲気だったのです。
そんな彼女に心配をかけて申し訳ないと思っていたら、彼女の目に薄っすらと涙が光っていました。
驚いて涙のワケを尋ねると、
「自分は大学で看護師の勉強をしているのに、目の前で友だちの具合が悪くなっても助けてあげられなかった。自分が情けない……」ということでしたよ。
出すものを出して多少は落ち着いた美青年(ぼくのことです)は、「そんなことは気にしないで」みたいなことをいうのが精一杯でしたよ。
彼女と再会したのは、それから十数年後でしたが、そのころはすでに大きな病院の看護師長(当時は婦長)さんになっていました。
柳のようにほっそりとした彼女でしたが、細いながらもがっしりした体幹を感じさせていたのが印象的です。
ところで、あの時の吐き気の理由は分からず仕舞い。
もう40年も前のことですけど食べたものが悪いとも思えず、風邪気味でもなかったんですが。
まさか、具合の悪いふりをして彼女の気をひこうとしてた……なんてことは絶対にない、と思いたいです。
余談ですが。
タイトルの『吐き気の思い出(イヤな思い出だね)』の「だね」は、漫画家の前谷惟光が『ロボット三等兵』などでも多用する言い回し。
くどくどと説明するね!
この記事へのコメント
海
吐き気の想い出から、数十年ぶりの
再会、そして黄昏系へ続く流れですな(笑)
ところで、以前電車で気分が悪そうな若い
サラリーマンの方が立ってたのですが、
近くで座ってた建設作業員風の男性が、
「兄ちゃん、大丈夫か?ここに座れよ」って
席を譲ってました。
具合の悪そうな男性も、「ありがとうございます・・・」と
声を振り絞り、座席に座りました。
こう言っては失礼ですが、少しガラの悪そうな
建設作業員風の男性でしたので、
そのような優しい心遣いに驚きつつ、
「人は見かけじゃないんだな~」なんて
思いましたね。
しろまめ
だって、顔が丸くないんだもん。
例えていうなら、工藤○香を美人にして上品にした感じですけどね。
ちなみにガテン系の人が意外と礼儀正しい、親切とはよく聞きます。
それこそ「意外」なだけに印象が強いところもあるでしょうし、同じ働く仲間として店員さんにもフレンドリーだったりしますね。
酔っ払いについても、割と慣れていそうですし。
逆に高学歴エリートさんは、アルバイト店員を見下したり、酔っ払って醜態をさらすような人間には冷淡になりそう。