「自転車で琵琶湖一周」という副題が示す通り、小学生が自転車で琵琶湖を一周する「ビワイチ」にチャレンジする物語です。
今年(2025年)の5月に「成瀬の足跡をたどる」として大津市を訪れ、ホテルから琵琶湖を眺め、瀬田の唐橋や観光船ミシガンに乗ってきたばかりです。ですから、実に臨場感を持って読むことができました。
そして想像以上に、自転車で琵琶湖を周ることの厳しさを思い知らされます。なにしろ、北湖と南湖、両方をまわると200kmですからね。
入念に準備をしても、何が起こるかわかりません。幸いにして、この物語では悪天候などはありませんでしたが、実際には風雨にさらされることもあるのでしょう。
見た目には平坦に見える琵琶湖の周辺ですが、北上するときは上り坂なのだそうです。そう言えば琵琶湖は湖ではあるけれど、法律上は一級河川でした。下流が南湖の端っこである瀬田の唐橋が下流なら、北湖の来たの端は上流です。そりゃあ、上り坂ですよ。
息を切らせたり、筋肉痛に悩まされる肉体面だけでなく、コースの取り方や隊列の揃え方といった神経も使うビワイチの難しさがよくわかります。
ぼくもビワイチにチャレンジしたくなりましたが、自転車では無理そう。電車にしておきますよ、もし機会があっても。大津港からプリンスホテルあたりまでなら、レンタサイクルを使ってもいいかもしれませんが……。あるいは、瀬田川の河畔コース500メートルくらい、とか。あ、それでも若干の上り坂だ!
具体的な地名が出てくるので、時折はGoogleマップを開きながら読み進みました。できることなら、どこかに簡単な地図を載せておいてほしかったかな。一応、ビワイチコースイメージみたいな挿絵はあるのですけれども、もう少し位置関係がはっきりとわかるようなものがあったら、もっと読みやすかったかなあ。
この記事へのコメント