しかしですねえ、スマホ中毒とかスマートフォン利用の規制というのは、ちょっとピントが外れている気がします。
だって多くの人は、スマートフォンそのものではなく、スマートフォンがアプリケーションを通じて提供するコンテンツに夢中になっている訳ですよ。「スマホ中毒」というのは、スマートフォンそのものに熱中している人をいうのですよ。
「う~ん、新しいスマホは手触りがいいなあ。液晶画面のガラスもツルツルして指に吸い付くようだ。起動も早いし、バッテリの持続時間も素晴らしい。手に持ったときの絶妙なバランスと適度な重量感、ポケットの中でも邪魔にならず、持っていることを忘れてしまいそうな一体感だ。ロック画面の光り方もやわらかくて目に優しく、それでいてくっきりとした主張が感じられる。何時間でも見ていられる、何時間でも手に持っていたい! え? アプリ? なにそれ?」
まあ、もしかしたらスマートフォン開発者の中にはスマートフォンそのものを飽きずに愛でている人もいるかもしれませんが、たいていの人はそうじゃない。スマートフォンでSNSに熱中したり、ゲームをしたり動画を見たりしているのでしょう。ですから一律にスマートフォンの利用を制限するのではなく、SNSやゲームといったコンテンツの利用を制限するのが真っ当だと思うのですよ。まあ、法律や条例で制限するのもどうかとは思いますが。
ただスマートフォン利用を制限することで、コンテンツそのものの利用を制限できるのも確かです。パソコンやタブレットを持っていない人も多いですから、スマートフォンの利用を制限すれば、おのずとコンテンツの利用にも歯止めがかかります。パソコンやタブレットを持っている人でも、スマートフォンを使うよりはコンテンツが利用しにくいはずですし。
この記事へのコメント
海
仰る通り、スマホ中毒ではなく
コンテンツ中毒(?)ですな。
私自身は、スマホはあまり使いません。
電話とLINE、一部気になる情報をXで収集、
ぐらいだけです。
電車内でみんなスマホに夢中になってる姿を見て
「なんだかな~」なんていつも思ってました。
そうして帰宅して食事して、お風呂入って
スッキリしてから、パソコンに向かいます。
パソコンで各種サイトを渡り歩き、
夢中になっております。
ですからスマホ中毒と言われてる多くの方々と
やってる事は同じなんですよね・・・
恥ずかしい限りであります(笑)
しろまめ
コメントありがとうございます。
まあ、ぼくも似たようなものです。こうしてパソコンに向かっているときにツイッタを眺めている時間は結構長いんですよ。
ソフトの使用時間とか、アクセスしたサイトの滞在時間とかを計測するシステムがあったら……怖くてインストールできません!(笑)。