タンマ君が最終回を迎えていました

週刊文春は毎号欠かさず、立ち読みしております。読むのはマンガばかりで、尊敬する土屋賢二先生のエッセイは読みません。文庫本になってから買って読みます。

連載されているマンガは「タンマ君(東海林さだお)」、「沢村さん家のこんな毎日(益田ミリ)」、「竜馬がゆく(鈴ノ木ユウ/司馬遼太郎)」の3本でした。それがいつの間にか、2本になっている。「タンマ君」が見当たらない。毎年、作者が夏休みを取るらしいのでそれかなと思っていたけど、いつまでたっても始まらない。長い夏休みだなあ、と思っていた矢先に、コンビニエンスストアで見つけたのが、これ!

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2025年9月4日号(8/28発売)で最終回を迎えていたのですね。知らなかった~。しかも、その号を読んだ記憶がないし……。

ヤフーニュースなどでは、
・1968年1月1日号で始まり、連載回数は計2632回
・同作は出世に無縁のサラリーマン・タンマ君を主人公にした作品で、同僚らと繰り広げるやりとりが人気を集めた、というデータと、
あとは編集長のコメントと、東海林さだお本人による、「半世紀なんて想像もつかなかった。ちょうど終わりどきじゃなかったかなと思います」というコメントが紹介されている程度です。五十七年間という長期連載の終了にしては、マスコミの扱いが小さい。東海林さだおといえば、今や漫画家としてよりもB級グルメエッセイの書き手としてのイメージが強いせいなのか、どうか。

ツイッタ(はいはい、今は「X」だと知っていて書いてます)では、作画の乱れを指摘するツイート(はいはい、今は以下略)も散見されました。御年八十七歳というご高齢を考えれば、無理もないことですが、やや歪んだ描線は若い頃からですよね。むしろ、デビュー当時の線よりも、まろやかなタッチだとも言えます。初めて東海林さだおのマンガを読んだのは中学生の時ですが、見慣れていた少年漫画に比べて「落書きみたいな下手な絵」と思っていた、ような気がする。大人のマンガとは、こういう絵なのだと得心するには、少し時間が必要でした。

最終回にあたって、タンマ君は「終身名誉ヒラ」という称号を賜って定年退職。東海林さだおのサラリーマンマンガとして先行していた「ショージ君」がリストラ(という言葉はなかったが)で首になって最終回を迎えたのに比べると、穏やかなエンディングですね。時代なのか、八十七歳という老境にあって穏やかな心でタンマ君をねぎらった、ということでしょうか。

それにしても「終身名誉ヒラ」って、いいなあ。ぼくも定年退職まで一切役職についてませんので、まさに「終身名誉ヒラ」です。

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いいなあ、こんな名刺。
会社の名刺は自分でウェブから発注するんですが、勝手に肩書入れちゃえばよかったな、「終身名誉ヒラ社員」って。

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まあ、ダメでしょうね。一応、発注は上長への申請扱いで承認が必要ですから。
それほどシャレの分かる上司は、まあ皆無。

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