先駆けになったのは、竹書房の「フリテンくん」(植田まさし)などでしょう。植田まさしは、その後も週刊アクションで「かりあげくん」、甘売新聞でも「こぼちゃん」を連載しています。もう一方の雄は「タブチくん」で一世を風靡した、いしいひさいちかな。そうしたブームの中で、名前を思い出せるだけでも「まんがタイム(同オリジナル、ファミリー、スポーツなど姉妹誌も!)、「まんがくらぶ(同オリジナル)」「マンガ4DK」「まんがライフ」などなど。おそらく発刊したものの、経営上の問題や執筆陣の確保ができなかったなどで、数号で幕を下ろした雑誌もあったことでしょう。
結婚前は、毎月10冊以上の4コママンガ誌を買っていましたが、結婚後はほとんど買わなくなりました。だって、無駄遣いするなって怒られるんだもの……。買ったものは、ほぼ処分済みですが、唯一手元に残していたのが、この一冊。まんが笑ルーム1996年12月号です。
たぶんですが、「この一冊」を残したことに、特に意味はないでしょう。たまたま、かな。強いて言うなら、好きな漫画家さんが多かったのかも。いしいひさいちも描いてますし、表紙は寺島令子です。寺島令子は、学生ものを中心にしていたデビュー当時からファンでした。真っ黒お目々のキャラクタがかわいいですから。
目次を見ると、現在でも活躍している作家さんは決して多くないことがわかります。たくさんの雑誌を出す以上、多くの作家を確保しなくてはならず、中には相当無理をして描いていた方も少なくないはず。漫画家というのは激務です。何しろ小説家なら話を考えて文章化すればいいけど、漫画家はそれを絵にしなければならない。むしろ絵にするところからが本番でしょう。しかも4コママンガは一回の掲載ページ数が少ないですから、当然原稿料も少なくなります。まして漫画家というのは、原稿料だけではやっていけず、単行本にまとめてもらって印税が入らないと苦しいビジネスモデルと言われています。
空前のブームでたくさんの4コマ漫画家が誕生しましたが、作品がコンスタントに単行本化された作家さんは多くはないでしょう。例えば、まんが笑ルームの連載が単行本化されたのは、ほとんどないんじゃないか。そうなると作家さんはたくさんの雑誌に描かねばなりません。その激務のためか、亡くなった4コマ漫画家さんは、けっこう多い気がします。
そう思って見ると、「この一冊」が「兵どもの夢の跡」にも見えてきます。
この記事へのコメント
海
私の同期も4コマ漫画雑誌好きでして
もう20年近く前の話ですが、同期の家に
遊びに行くと、部屋中に4コマ雑誌が
溢れておりました(笑)
とくにやる事もないので、同期はテレビゲームで
遊んでて、私は彼の4コマ漫画雑誌を
寝転がりながら読む、なんて感じの
自堕落な休日を過ごしていましたね(笑)
その当時読んでた漫画で、なぜかタイトルを
今でも覚えてて、「まっくん」というOLさんの
ほのぼのとした会社生活4コマ漫画があり、
先ほど調べたら、「ときめき まっくん!」という
作品である事がわかりました。
これも何かの縁ですので、さっそくブックオフで
チェックしてみようかな?(笑)
しろまめ
コメントありがとうございます。
「ときめき まっくん」、小池田マヤさんという漫画家さんらしいですね。
「まっくん」は知りませんでしたが、この作者に「僕のかわいい上司様」という作品があったのは覚えている……かも。
読んではいなかったけど、たぶん、まんがタイム誌の表紙で見かけたような。
女性誌っぽいというか、萌え系というか、かわいい男の子の部下に翻弄されるキャリアウーマン路線かなあ。
読んでないので想像ですが。
ぼくと海さんとの年齢差によるものなのか、ときどき漫画の趣味の違いを発見して面白いですね。
作者の小池田マヤさんの本名は山田佳子で、反対から読むとペンネームになるんだそうです(Wikipediaで知ったのですが)。
ちなみにブックオフオンラインで検索したら、「まっくん」はかなり在庫僅少のようです(笑)。